第813回「参議院議員選挙始まる」

 深谷隆司の言いたい放題第813回

 「参議院議員選挙始まる」

 7月4日10時、まず丸川珠代候補の応援のため、雨の中、例の如く檄を飛ばす役目で宣伝カーに上がった。

 私は彼女こそ都知事候補と思っているが、人気は高く大勢の支持者が集っていた。母の介護、子育て、家庭を守りながらの政治活動は大変だったと思うが何時も明るく全力を尽くしている。女性の進出が叫ばれている時代、彼女の当選は大事なことだと改めて思った。

事務所は港区北青山2-7-29 03-5843-3858


 12時から武見敬三候補の応援に回る。自民党東京都連は2名の候補を立てているが、最高顧問の私は、なんとか2人を当選させなければならない立場である。気圧の変化もあって耳鳴りは苦痛だが、そんなことを言ってはおられない。

 武見候補の決意表明は中身も濃く、これから何をしようとしているのか明確に述べて立派だった。政策論争をしようとする姿に魅力を感じた。

事務所は中央区新富2-15-6 新光第五ビル 03-3523-9200


 前日、記者クラブ主催の7党首討論会を見た。野党の議論を聞くと、参議院選挙の重大性を認識しているのか大きな疑問を抱いた。

 戦後、占領国アメリカは日本に英文で書いた憲法を押し付けた。そこには一院制度で参議院は無かった。日本国会ではこれに抵抗し、ついに二院制度としたがそれが今の参議院である。6年間選挙は無い、つまりじっくり腰をすえて日本の現状と未来を考え、正しい政治を行うための「良識の府」としたのである。

 しかし、現状は衆議院と変らない、政争の具を繰り返し、すっかり劣化して「良識の府」といったものは無い。

 参議院選挙の前日の党首討論では、日本にとって今一番問題の安全保障問題などについてほとんど議論がなされていなかった。少子高齢化問題などもっと真剣な議論を期待したが、格別の提案もない。こんな事ではいけない。

 この選挙で国民も、参議院の存在の重みを考え、ここに相応しい人物を選んでもらいたいものである。

 東京選挙区から15人程度が出馬するが、興味本位の話題を振りまく人はいるが、本物の政治家らしい人物は、はっきり言って見当たらない。

 「政治の安定」を目指す自民党が、責任を持って選んだ武見敬三、丸川珠代両候補をぜひとも勝たせたい、その強い思いで、私も21日の投票日まで頑張る決意である。


第812回「ついていない」

 深谷隆司の言いたい放題第812回

 「ついていない」

 八王子で滝山病院など手広く経営していた朝倉忠孝先生が23日朝お亡くなりになった。私が30代都議会議員の頃、依頼されて多くの問題を解決したことがあったが、その時以来実に50年にわたる交友が続いた。

 私の政治生活は決して順調なものではなく、何度か浪人生活も送ったが、そんな時、あらゆる角度から支えて下さった。京都などへはなかなか行けない時代、両親も含めて何度も家族ぐるみで案内してくれた。

 今でも、時折食事を共にし、又、何かあると先生に連絡する。特に身体のことで不安があるとすぐに電話する。そんな時、なんでもないと一笑し、適切な指導をしてくれたものだ。耳鳴りのことも10日ほど前電話したばかりだ。まさに心身ともに本当にお世話になった方であった。

 シャイでダンディなところがあって、決して自分の歳は言わなかったが、なんと99歳、白寿であった。大往生・・・謹んで哀悼の心を捧げたい。


 私の耳鳴りは、いい日、悪い日とあるがまだ治らない。このブログも遅れがちで皆さんから心配されている。

 13日、景気直しで何人かですし屋で気勢を上げていたら、なんとその2時間後、蕁麻疹になって夜中池袋の山口病院で点滴、えびのアレルギーであった。

 山口先生には何時もお世話になってきたが、今診察はご息女、25日、改めて診察を受けたが、「最低でも2週間の禁酒」と言い渡された。娘に叱られたような按配である。早速禁酒に入った。


 国会が終わって、もう次の参議院選挙だ。

 トランプ大統領が、日米安保について解消か、というニュースも流れている。G20で安倍総理の各国首脳との会談が話題になっている。当然のことだが韓国大統領との会談はない。

 様々な事で言いたいことは山ほどあるが、「ついていない」状況の中、今回はこの程度で終わりたい。

 皆さんのご健康を祈っています。



第811回「老後2000万円不足問題」

 深谷隆司の言いたい放題第811回

 「老後2000万円不足問題」

 金融審議会の報告書をめぐって、国会の争点になり、マスコミも連日報道して大騒ぎである。

 麻生大臣は「政府の考え方と異なり、誤解を招く内容だから受け取らない」と言って、これも炎上。諮問しながら受け取らないとはかつてないことで、有識者が積み上げた議論の結果を、本来は政策に生かすべきだ。納得できなければそれを国民に正確に説明すればよい。


 総務省の家計調査の平均値から、機械的に不足額を割り出したに過ぎない数字を平気で明示したことは全く無責任の極みだ。高齢者の生活は、現役時代の貯蓄や子供の同居の有無、収入に応じた節約など、老後の生活スタイルによって大きく異なってくる。

 多様な生活状況や資産規模などを踏まえない説明で、公的年金への不安を助長する事は許せないことで金融庁の猛省を促したい。


 政府の提唱する「100年安心」は、年金制度の持続性についての言及で、個人の生活を年金だけで賄う事を保障したものではない。定年後の収入が現役時代より減ることは当然で、だから引退後の生活は公的年金を基本にしながら、資産の活用で賄われる。そもそも、国は年金で全ての支出を賄うことなど想定していない。

 辻元委員長などが「制度の長期的安心」と「個人の生活保障」を混同し、「安心安全詐欺」と口汚くののしっている。意識的かどうかはわからないが品位に欠けることはなはだしい。


 かつて年金未納問題で騒がれたことがあった。45%が未納なら国民年金は破綻したも同然と一部マスコミも書いたが、国民年金の上に、厚生年金、共済年金があり、これらに未納はあり得ないから、全体で計算すれば未納はわずか5%に過ぎなかった。


 少子高齢化で年金の給付水準抑制など今後の課題は多いが、老齢世帯の柱であることは変わりがない。

 支給開始年齢を遅らせ、毎年受給額を増やす制度もある。2009年から若者の負担を減らすため、高齢者に支払われる半分は税金から支払うことになっている。年金の将来の負担に備えるための膨大な「年金積立金」も在る。現状はまさに100年安心の制度持続は可能だが、今後を考えると、まさに与野党の建設的議論が必要な時で、そろって立ち向かい対処すべきだと私は思っている。