第717回「連休前半」

 深谷隆司の言いたい放題第717回

 「連休前半」


4月後半は東京都議会議員台東区和泉ひろし君や文京区中屋文孝君の選対会議等が続き、更に辻清人代議士の中央区後援会大会もあって慌しかった。

623日から始まる都議選挙(72日投開票)で、都民ファーストの会が公認候補の擁立や推薦候補の決定を急ぎ、過半数に膨張する勢いとかで、自民党にとっても緊張感溢れる日々となっている。

次々と他党系まで取り込んで、知事のワンマン体制を作ろうとしているようだが、国会ではあるまいし、一体、独裁体制を何のために作るのか、私にはさっぱり分からない。都民ファーストの会の内部でも、理念がなく有権者に説明しにくいとの声も出ているようだ(朝日新聞52日)。

二元代表制の都政にあっては、都知事と都議会が対等な立場に立って議論し合い、牽制と協力の中から、健全な都民のための都政が実現されるのだ。小池ブームとやらに流されず、自信と誇りを持って自民党勢力維持のために私も頑張ろうと思っている。


連休前半の51日、家内と新潟を旅した。徳真会松村先生の新津診療所での講演と、今度この建物に飾る300号の黄龍を描く為の下見を兼ねてのことである。

講演では「縁」について話した。釈迦の、つまり仏教の根源をなす言葉に「因縁生起」というのがある。略して縁起だが、あらゆる因と縁が関係しあってあらゆる現象が起こる。何事も原因があって結果が出る、「因果」なのである。

一般に「この種を蒔いたら、この花が咲く」ということだが、時に咲かないことがある。

種がそのまま花を咲かせるものではない。土に肥料を与え、水をやり、適当な温度と太陽の光を与え、初めて芽を出し葉が茂って花が咲く、そして次の種が生まれるのだ。日光や気温、土や肥料や水などの種々の条件が揃わなければ花も咲かないし種も出来ない。

種を蒔くは絶対条件で「因」だが、こうした外的条件が「縁」なのである。

縁に恵まれたら、これをどう活かすかが大切で、若い人たちに、私自身の体験を通じて教えたかったのである。

年内に黄龍の絵を描くことを引き受けている。既に仙台の二箇所のデンタルクリニックに私が描いた「龍」と「虎」が掲額されている。中国古来の守り神に青龍、白虎、朱雀、玄武の四神があり、来年は朱雀と玄武を描く事になっている。

その前に徳真会発祥のこの場所に五神にあたる黄龍を依頼されたのである。たたみ八畳もの超大作に取り組むのだから嬉しいが、さて上手くいくのか不安。

無事都議選挙を乗り切った後、私は絵描き(画家)になる・・・。



第716回「緊張感」

 深谷隆司の言いたい放題第716回

 「緊張感」


今村復興大臣が辞任した。事実上の更迭だ。今月の4日の記者会見で記者の質問に突然切れて、「出て行きなさい」と怒鳴り顰蹙を買って謝罪した。相手はフリージャーナリストで、よくある挑発に乗ってしまったのだが、これでは大臣として、事にあたって冷静に対応などできる筈がない。今回は二階派の講演で、東日本大震災について「これは、まだ東北で、あっちの方だったからよかった。もっと首都圏に近かったりすると、莫大な甚大な被害にあったと思う」と述べた。後半の部分はともかく、前の部分は東北で苦労している人々への配慮がまったく無くて、復興大臣として失格である。

それにしても、最近、政治家の劣化が目立つ。今村復興相、山本地方創生担当相、務台内閣政務官・・・、しかも何故か高学歴、高キャリアが多い。重婚スキャンダルの中川経産政務官は私学出だが、こちらは政治家以前、人間性が問われる問題で話にならない。

はっきり言って、自民党一強のたるみ、緊張感の欠如ではないか。力のない野党も、ここを先途と攻撃しているが、北朝鮮の動きなど、持つべき緊張感は皆無である。

政治家よ、国家国民のために命を削ってつとめよ!と訴えたい思いである。


緊張感といえば、来るべき都議選挙に向け、自民党候補者は必死である。

25日、台東区の和泉ひろし都議が台東区民会館で選対会議を開いた。嬉しいことに、500人以上の人で会場は埋まった。かつてない盛り上がりで、危機感に溢れてすばらしかった。

私は次のような挨拶で獅子吼した。

「去年の補欠選挙で和泉君を出してよかった。彼は既に3回も質問に立ち、特に台東区に関わる問題をテーマに具体的な答えを引き出していた。

今、自民党台東総支部は充実している。辻代議士、和泉都議、服部区長、9人の区議がしっかり連携して成果を挙げている。これを持続させるために都議選挙は大事だ。

小池ブームとやらで自民党にとって逆風といわれるが、都民ファーストの候補者は自民党の公認もれや、民進党など選挙に弱い連中が多く、人材が集まっているとは思えない。

台東区でも長年自民党に世話になった保坂三蔵親子が離党届を出して鞍替えし、都民ファーストから出る。節操のない話でいずれ除名処分となるが、今後は一切自民党とは無縁、全く関係ない候補者であることを周知徹底させていこうと思う。

都政は二元代表制、都民から選ばれた知事と都議会議員が、丁々発止、都民のために議論し、いい政治を行うことが大事だ。自民党も謙虚に、しかし、自信と誇りをもって頑張らなければならない。ただ1人の自民党候補者いずみ君のためにみんなで頑張りましょう!」

和泉都議から熱誠溢れる挨拶があり、万雷の拍手となった。筋の通った話、感謝の心が満ち溢れていてすばらしかった。

67日、7時から浅草公会堂で2000人の決起集会を開く等を決めたが、こちらは終始良き緊張感につつまれていた。


第715回「都連大会で檄」

 深谷隆司の言いたい放題第715回

 「都連大会で檄」


411日、6時から自民党東京都連政経フォーラムが東京プリンスホテルで開かれた。夏の都議選に向けて必勝のための決起大会だが、2万円の会費にもかかわらず5000人の支持者が集まり、大変な盛況であった。

 党本部の力の入れようは大きく安倍総裁、二階幹事長、麻生大臣他幹部が総出で激励挨拶に立った。安倍総裁も乗り気で(当然だが)、必勝を期して欲しいとの熱の入った演説をしていた。身近な人に「公明党の支援のない状況で独自に戦うことは、かえって自力を確保するチャンスだ」とも言っていたという。

 小池知事にも山口代表にも旧来からの礼儀として案内状を出したがいずれも欠席であった。

 私にとって嬉しかったことは久しぶりに党幹部に会えたことで、安倍総理、二階幹事長、麻生大臣とも歓談できた。通産大臣時代の森元総理、何よりも政務次官で今はすっかり偉くなっている茂木、細田両代議士とも会い、懐かしく旧交を温めた。みんな私の若さに感心していたが、こうなるとまだまだ頑張らなければと強く思った。

 私は全候補者が立ち並ぶ舞台で檄を飛ばす役目だ。最近はもっぱらこうした挨拶が常になっている。「意気軒昂な候補者を見ていると、昔を思い出し私の胸も熱くなる。それにしてもなんとすばらしい候補者達だろうか。自民党公認がもらえないか、選挙に弱い連中が都民ファーストの会に逃げ込んで出馬するが、そんな人たちとは比較にならない立派さだ。地元の方達と苦楽を共にし、彼等を理解し、都政のために人生をかける我が党の候補者達、絶対に落としてはならない。私も全力を尽くす決意、皆さんのご協力をお願いしたい」と訴えると万雷の拍手であった。

 実際、今度の選挙は小池知事を敵に回しての戦いだ。知事就任以来、やたら大向こうの喝采を集める事柄を発信してきたが、どれも上手く動いてはいない。

オリンピックの競技会場問題もあれだけ大騒ぎして全て元のまま、パフォーマンスばかりで、森氏に三連敗とマスコミに書かれた。大体、都知事は基本的ルールを知らない。競技を都内で行うならどこで行おうと都に発言権があるが、東京以外でやるとなったら、東京開催の放棄で、後の決定権はIOCになる。

豊洲市場の開設延期を一方的に決めて大混乱、最近ではプロジェクトチームが、又、築地市場再整備案なるものを出してきた。昭和60年(1985年)頃から再整備案が出て実際工事が始められたが、400億円投じて断念したことなど知らないのだろうか。工事トラックの出入り、混雑、何よりもアスベストなど深刻な 汚染問題が生じた。時間もお金もかかりすぎると築地事業者が猛反対したが、移転問題の論議はそれからのことである。

6000億円かけた豊洲市場を150億円かけて壊し、3200億円から4370億円で売却するという。なんと売値が1170億円も差がある杜撰さだ。

 築地市場の老朽化、汚染度は豊洲以上で、もはや「待ったなし」である。

都知事がやるべきは、豊洲の安全性を確保して一刻も早く開場させることだ。

1500万円かかるランニングコスト、業者への損害補償、このままでは膨大な都民のお金が湯水の如く垂れ流されるばかりではないか。

東京の将来のために、都民の幸せのために、我々は正論をぶつけて断固戦わなければならない。細川政権も民主党政権も、その欠点のゆえに短期間で崩壊した。小池人気など恐れることはない。謙虚に、しかし、自信と誇りを持って勝ち抜こう。

私は今、燃えている・・・。