第864回「誕生日あれこれ」

 深谷隆司の言いたい放題第864回

 「誕生日あれこれ」

 9月29日は私の誕生日で、この数十年、親しい人たちと一堂に会して旧交を温めるパーティーを開いてきた。ところがコロナ騒ぎ、密を避けるために今年は中止となった。

 昭和天皇崩御の1989年、喪に服して帝国ホテルでの誕生会を中止したことがあったが、今回の中止はその時以来実に31年ぶりのことである。


 皆に残念がられて、そのため誕生日の日は朝早くから祝い客が訪れ、花やお祝いの品が山になった。家族一同応対に必死で、私も礼状を書くだけで腱鞘炎気味となった。

 前日、都連の支部長常任総務会があったが、私の挨拶の紹介で萩生田文科大臣が誕生日のことに触れ、「あと20年は頑張ってください」。

 早朝から、浅草寺、浅草神社、銭塚地蔵堂、そして父母の眠る五重塔をお参りし、ほぼ5千歩のウォーキングをこなした。相変わらず「耳鳴り」はあるが、健康そのものといった実感がある。家内も元気、家族親族も健康で、本当にありがたいことと神仏に感謝している。


 それにしてもこの年はいろいろなことがあった。中国武漢から起こった新型コロナは、100年前のスペイン風邪を彷彿とさせる。あの時は世界人口の4分の1が感染し、死者は数千万人に及ぶと言われた(1700万人〜1億人との推測があり定かではない)。コロナはまだ終息の気配はなく、来年のオリンピック・パラリンピックの開催さえ危ぶまれている。

 なんといっても大きなことは安倍政権から菅政権に代わったことである。あれほど批判されていた安倍氏に対し世論は70%を超える高い評価になった。世論と言うのはそんなものだ。不思議と言うより私は当然と思っている。安倍前総理は「中興の祖」なのだ。

 菅政権にも大きな支持が集まっている。秋田県の農家の出身、小此木彦三郎代議士の秘書11年、横浜市議から国政に、そして天下を取ったのだから見事なものだ。

 コロナで今後日本は経済的にも大変な時代を迎える。中国、北朝鮮、韓国も含めて近隣諸国の動きは安全保障の面からみても不安ばかりだ。

 カリスマ性はないが実務能力には長けていると定評だが、これは官房長官時代に実証済みだ。既得権益を守ろうとする悪しき前例主義をぶっ壊し、国民のための内閣を作るというが頼もしい面も多い。大いにみんなで支えていきたいものだ。


 自民党政経塾も温故知新塾も、今や活況を呈している。塾生たちの真面目な姿に触れ、一層頑張らなければと思う。1月からは月刊「HANADA」の私のコラムも始まる。

 来年は都議会選挙、その前後に国政選挙もある。文京区の中屋文孝、台東区の新人鈴木純、更に国会では辻清人、松島みどりといった後輩たちの必勝のため、獅子奮迅の働きが求められる。

 歳をとったなどと言ってはいられない。やっぱりあと20年は頑張るか!




第863回「靖国参拝」

 深谷隆司の言いたい放題第863回

 「靖国参拝」

 19日午前、安倍前首相が靖国神社を参拝した。「内閣総理大臣を辞任したことを御英霊にご報告した」とツイッターに書いている。安倍氏の参拝は第2次政権の発足から1年後の平成25年であったが、その後中国や韓国の反発を踏まえ参拝を見送り、今回が7年ぶりとなった。

 中国や韓国の言い分はA級戦犯が合祀されているからということだ。しかし、勝者が裁く東京裁判で戦犯とされたが、日本の国会では国内法による犯罪者ではないと決議しているのだ。

 1985年、中曽根総理が参拝された折、朝日新聞が報道し、史上初めて中国共産党政府が公式に非難を表明した。それまでは一切言及はなく、当然のように歴代首相および閣僚が参拝していたのだ。過去11人の首相が参拝している。

 靖国神社は日本国の為に命を捧げられた人々の霊を慰め、その事績を後世に伝える場所である。本来他国からとやかく言われる筋合いはない。

 韓国ではかつての親日派の墓を暴いて死者に鞭打つことさえしようとしているが、そんな国に迎合することなど全くない。 

 私は閣僚時代何度も参拝をしている。息子は孫を連れて終戦記念日に参拝を欠かさない。神仏に手を合わせ崇敬することは日本人の文化であり、誇りである。何の遠慮もいらない。堂々と参拝し、あわせて世界の平和を祈っていきたい。


第862回「菅新総裁誕生」

 深谷隆司の言いたい放題第862回 

 「菅新総裁誕生」

 14日、自民党総裁選挙が行われ、予想通り菅義偉氏が圧勝し新総裁になった。16日の臨時国会で首相指名選挙、第99代首相に選ばれ認証式などを経て新内閣発足となる。

 政治的空白を無くすため、党員投票を省略したが、野党やテレビのコメンテーターなどは「民意」が反映されないと批判のオンパレードだった。総裁選は自民党党員の意志によって決めるからこれは正確には「民意」とは言わない。臨時国会で国民から選ばれた議員で首相を決めるが、これが「民意」、言葉も知らない連中だとあきれている。

 地方票で苦戦した岸田文雄氏が予想を上回る議員票を獲得し、石破茂氏との2位争いを制したが、これからまたメディアなどが「石破つぶしで暗躍」などと書き立てるに違いない。

 菅氏は秋田県のイチゴ農家の長男として生まれ、高校卒業後上京、働きながら大学を卒業し、サラリーマン、議員秘書、地方議員を経て国会議員になり、ついに天下人となったまさにたたき上げの政治家である。

 安倍首相の女房役として歴代最長の官房長官を務めたから、政治のあらゆる面に精通し、特に改革に剛腕を発揮したように内政面に強い。情報収集力があり、幅広い人脈にも恵まれている。

 外交面では弱いのではないかと言われるが、安岡正篤先生の言う「政治の要諦は人を知り、人を用うるの一点に帰する」で、要は適切な人材を起用し、大局から決断を下せばいいのである。

 コロナ禍、それによる経済の混乱、米中対決、中国、北朝鮮の軍事的脅威・・・

問題山積の大変な時代である。国家国民の為に全身全霊で頑張って欲しいと、私は祈るような思いでいる。