第905回「隣国は変な国ばかり」

 深谷隆司の言いたい放題第905回

 「隣国は変な国ばかり」

 岸田内閣が誕生し、11日初の代表質問も行われた。まずまずのスタートで、ご祝儀相場とはいえ支持率も63%になり、前回調査から20.9ポイントも上昇した。

 衆議院選挙は1週間前倒しして19日告示、31日投開票となった。コロナ問題もあり、予算編成の大事な時期だけに短期決戦は正しい判断である。

 おかげで私も超多忙な日々となった。もっとも、忙しくなると私の体調は良くなり、11日杏林大学病院の診察でもOKだった。

 猛威を振るったコロナは、感染者が一気に減って第5波は終局を迎えている。分科会の尾身会長は、何故急激に減少したかよくわからないと、相変わらず非科学的専門家である。

 お隣の韓国のメディアは、日本政府が感染者数を改ざんしていると一斉に報道している。1日あたりの感染者が8月下旬の2万人から500人を割る状態になったのは、自民党が選挙で勝つために感染者数を抑制しているというのだ。

 民主主義が完全に行き届き、法治国家としてゆるぎない国日本で、選挙のための改ざんなどありえないことで「お前の国とは違うのだ」と思わず言いたくなる。

 改めて書くと、感染者数は各地方自治体の保健所から上がってくるデータを政府が発表しているだけで、政府は適切な検査を指導したり正しい数値を報告させる法的権限も有してはいないのだ。逆に言えば全国の自治体に数値を少なく報告せよなどと命じることなどありえないのだ。

 韓国では大統領が都合のいいように圧力をかけ、法治まで曲げるなど、大統領の法の私物化が目立っている。

 基本的に法の支配などどこ吹く風で、これは国内にとどまらず、条約や国際法の契約や合意に対しても平気で反故にしてしまう国なのだ。慰安婦問題、徴用工問題で歴然たる事実ではないか。

 選挙についていえば、言論と健全な競争が日本では行われているが、隣国では「おかしな選挙」ばかりが横行している。

 ロシア下院選挙ではプーチン大統領の与党が大勝したが、広範なバラマキと反対勢力への弾圧よる演出された勝利だった。

 香港政府のトップの行政長官を選ぶ権利を持っているのは選挙委員会の委員選挙である。定数の3分の1強は事実上の当局枠で、それ以外の職業分野を単位とした選出枠でも、立候補者は当局の「審査委員会」で愛国者かどうか審査される。民主派は立候補すらできないのだ。

 投票資格を持つ人は前回の約25万人からなんと8千人に激減している。中国当局が意のままになる選挙制度を香港に押し付けているのだ。

 隣国は変な国ばかり、そのことをよくわきまえた上で、日本は隣国と付き合わなければならない。岸田政権の今後の舵取りに期待したいものである。