第854回「荒波の中の日本丸」

 深谷隆司の言いたい放題第854回

 「荒波の中の日本丸」

 日本列島を襲う豪雨で各地が大変な状況にある。連日の報道を見て被害を受けた人々に深い同情と哀惜の思いを抱いている。新型コロナウイルスの感染が広がる中で初となる大規模避難所の運営など各自治体は苦労の連続である。熊本ではコロナの不安からボランティアも県内の人に限定したが、その人たちも被災者で、これでは人手が足りない。

 かつて自治大臣として雲仙普賢岳、阪神淡路の対策に奔走したことなどを思い起こし、政府がさらに迅速な対応を続け、1日も早い復興の為に頑張って欲しいと心から祈るばかりである。


 自民党政経塾は7月14日、ようやく15回生の初講義を行った。800人収容の党本部の講堂に、かなりの距離を取って100人余りの塾生が座っている。全員マスクだから表情も分からず、なんともやりづらい講義であった。今最多忙の西村康稔経済再生担当大臣も駆けつけてくれて、「通産省に在職していた時代、政治家になった後も最も尊敬する政治家です」と最大級のお世辞、私はマスクの下で秘かににんまりしていた。彼はパワーポイントを使い、コロナと経済の行方など詳細にわたって語ってくれた。日本丸はまさに荒波の中を進んでいる。政治専門コースの塾生だけに、会場は真剣そのものの空気がみなぎっていた。