第848回「不愉快千万」

 深谷隆司の言いたい放題第848回

 「不愉快千万」

 黒川検事長の辞職のことだ。1月末、黒川氏の定年延長を閣議で決めた。黒川氏は「親安倍」だからダメだと野党は猛反発した。どこかの国と違って、今時、日本で、政府の力で検察を意のままに動かすなど考えられないと私は思うが。

 そんな時期に検察官を含む国家公務員全体の定年延長法案を国会に提出したから、話がこんがらがって大騒動になった。メディアはもちろん、俳優など有名人?までが反対論を挙げ、ついには検察OBまでしゃしゃり出た。

 松尾元検事総長などは「フランスの絶対王制を確立して君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿とさせる」だって・・・。なんとも時代錯誤、「老害」という言葉を「彷彿」とさせたのは私一人だけだろうか。

 最も不快なのが肝心の黒川氏の行動だ。緊急事態宣言が出された5月1日をはじめ、何回も記者たちと賭けマージャンに興じていたのだ。自分にかかわることで国会が荒れ、社会が混乱している時、自分はどこ吹く風だ。道徳観ゼロ、国家公務員倫理規定に抵触、賭博罪・・・、検察官の前に人格が疑える。怒りをこえてあきれるばかりだ。

 実は今日は、私らの結婚記念日(56周年)、そして緊急事態宣言解除を決めた日、本当はこれらの喜びを書きたかったのだが・・・残念。今夜は自宅で子や孫らと痛飲する予定。幸せだから、まあいいか・・・・・。