第844回「マスコミ余聞(こぼれ話)」

 深谷隆司の言いたい放題第844回

 「マスコミ余聞(こぼれ話)」

 週刊ポストの取材を受け、確か24日発売と聞いたが一向に雑誌が送られてこない。ボツになったにしては連絡もないのでいぶかしく思っていたら、仙台の竹内さんや和泉区議ら大勢の人から「見ました」と連絡がきた。

 慌てて買いに行ったが、その「見出し」を見て驚いた。2頁に及ぶ大見出しに「聞く耳持たぬワンマンぶりに政界の重鎮たちが命懸けで吠えた」「亡国宰相に告ぐ 言わずに死ねるか」とあったのだ。そんなおどろおどろしい問題についての意見を求められた覚えはない。

 私にちょっとした勘があって、「インタビューでなく質問を書いてほしい、それに私のコメントを出す」ということにしたので、私のコメントは意思に反する内容でなくそのまま載っていた。その点は幸いだった。

 私以外の重鎮?は山崎拓氏、亀井静香氏、藤井裕久氏、平野達男氏で、名うての安倍嫌い、「何もやらない安倍のままなら、日本は死滅する」など過激な見出しが並んでいた。


 私のは、「小池知事には自分のアピールよりやるべきことがある」というタイトルで、制度上不可能な「都市のロックダウン」を喧伝し、緊急事態宣言を出すよう首相に何度も要求、そのたびに記者会見した。政府を抵抗勢力に見立てて世論に訴える「劇場型政治」でヒロイン役を演じ、その上、都知事選をにらんで本人出演CMまで何度も流した。「自分のPRでなく、都民のためにやるべきことをやってほしい」と訴えたのだ。

 国政については「国民が大きな不安に陥っている中、最も必要なことは首相が先頭に立って敏速な対応を打ち出すことだ」「命を守ることと経済を安定させること、これからの政治に求められる課題は多い」と結んだ。

 一つ間違えると過激な連中と一緒にされるところだった。もっとも彼らも昔の懐かしい愉快な私の友人たちだ。元気でなによりといった思いである。あの頃は異色の議員が多くいて楽しかった。今はみんなこじんまりとまとまった感じで面白くもなんともないが・・・。

 この危機的な時代、自民党都連最高顧問として出来ることは、後輩政治家を叱咤激励し、適切な助言を与え、政権を支えて国民に寄与することだと思っている。


 それにしても退屈な日々だ。手帳は白紙が続いている。百田尚樹氏の言うように、寿命というタイムリミットがある中で、無駄に消える時間と対峙している。必死に本を読む、新聞は隅々まで目を通す、予定にないのに、あれこれと思案してパソコンにむかう。

 あとはテレビだ。毎日こんな程度のつまらない番組だったのかとあきれる。とくにNHK番組がつまらない。テレビのワイドショーは不必要な人がぞろぞろ並んでいたが、今は感染予防で間の抜けた配置、専門家でもわからない問題に素人が口角泡を飛ばしている。悲観論と政府批判ばかりだが、テレビ業界だけはコロナバブルに沸いているのだ。

 友人たちが心配して電話や手紙を送ってくれる。家族に恵まれている。私はやっぱり幸せ、ありがたく思わねばなるまいと自分に今日も語っている。