第821回「身辺いろいろ」

 深谷隆司の言いたい放題第821回

 「身辺いろいろ」

 耳鳴りで苦労したが、慣れるしかないというのが医者や多くの友人達であった。5月早々から始まったが、経験したことのないことだったので最初はちょっとしたパニックであった。医者の鴨下自民党都連会長、これは病気でなく「症状」ですと言う。さすがに詳しいと思ったら、彼も耳鳴りで苦労していた。なんでも10%~15%の人が耳鳴りらしい。いろいろな治療を受け、薬も飲み、鍼も行った。耳鳴りが激しい時も、選挙応援、塾の講義、依頼された講演など、与えられた仕事は全てこなしてきた。

 あれから4ケ月、ようやく穏やかな日が増えてきて、この調子ならどうってことはないと思うようになった。私がそうであったから、耳鳴りの人がいたら大いに経験を語ってあげようと思っている。


 9月9日、浅草警察署を訪れた。署長はじめ多くの職員に迎えられたが、免許証を返納したのだ。

 私が初めて免許証を得たのは大学生の頃だった。いつもアルバイト先を見つけるために九段の学徒援護会を訪れるのだが、当時は不況でいい仕事にありつけない。一番人気は運転手、母に頼んで毎日250円貰っては教習所に通った。貧しい暮らしの中だったから、時々、母が「今日は御免ね」と困った顔をしていたことを今も鮮明に思い出す。やっと免許を持って喜んだが、「経験のない人は駄目」と言われ、結局は力仕事ばかり選ぶしかなかった。

 あれから64年、随分、車との付き合いが続いた。政治家時代も、引退後も大いに役立ったが、いざ手放すとなると、一抹の寂しさを感じた。しかし、台東区は老人の返納が少ないので、「大いに宣伝します」と言われ、元国家公安委員長として少しは役立つのかとちょっとばかり満足であった。


 前日の8日、椿山荘で行われた下村博文元文部大臣のご子息の結婚式に出席した。なかなかの好青年で、やがて父の後を継いで政界進出が約束されている。

 安倍総理夫妻、二階幹事長、菅官房長官など大した顔ぶれが揃っている。私は鏡割りを依頼されたが、舞台の5個の酒樽に30余人が囲んだから満員であった。後輩の、出世した政治家も多く、久しぶりに彼等との交流を楽しんだ。


 いよいよ大相撲が始まった。今回も3回行くが、明日(10日)は例の土俵際の「溜り」に座る。テレビに映るからいつも「元気ですね」といろいろな人から連絡が来る。ありがたいことである。

 横綱白鵬が2日目から休場、せっかく日本国籍を得たのに残念だ。私は二所ノ関部屋後援会長だが、力士との交流は多い。「みんな頑張れ」なのである。