第814回「日韓関係最悪」

 深谷隆司の言いたい放題第814回

 「日韓関係最悪」

 連日マスコミが伝えるように、今、日韓関係は最悪状態だ。

はっきり言って、非はまったく韓国側にある。

 去年10月の徴用工裁判での賠償命令、11月の慰安婦財団解散、12月の韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射問題、今年2月の天皇陛下謝罪要求など、われわれから見ると、もはや我慢の限界を超えている。

 1965年、日韓請求権協定に基づき、日本は無償援助3億ドル、有償2億ドル、民間1億ドル以上の借款を決め、完全かつ最終的に解決済みとなっている。

 この莫大な資金で韓国は漢江の奇跡と言われる大発展を遂げた。徴用工裁判と時を同じくして、約1100人の元徴用工が韓国政府に補償金支払いの訴訟を起こしているが、まさに保障を求める相手は韓国政府なのである。

 2015年12月朴前政権の時、日韓合意に基づき、日本政府が拠出した10億円を財源に、韓国に「和解・癒し財団」が設立された。元慰安婦に1千万円、7割以上が現金を受け取った。遺族らにも約2000万円が渡った。ここでも「最終的、不可逆的な解決」とされたが、なんと勝手に解散させてしまったのである。残った5億円はどうするのか・・・。

 今度、日本は7月4日、半導体資材の優遇措置を取りやめた。相手国が信頼出来ないからホワイト国としての優遇措置からはずしたのである。ホワイト国とは大量破壊兵器拡散の恐れの無い、安全保障上の友好国27カ国をいう。最近の報道によると、大量破壊兵器製造に転用できる物質をシリア、イランなど北朝鮮の友好国に不正輸出したとして韓国政府が複数の企業を行政処分にしたことが判明した。まさにホワイト国からはずす状況なのである。

 これに対し、韓国では日本製品の不買、不売運動が激したという。日本の製品のロゴの入った箱を踏みつぶす、例の如く品のない行動が映像に映った。しかし、今までこうした不買運動が成功したためしはない。日本の品質は良好で韓国人の生活に根づいていて、だから昼は反日、夜はアサヒビールなのである。

 五輪ボイコットの請願も出されたようだが、20万人の署名が必要なところ、まだ3000人しか出されていない。

 来たくなければ来なくていい。北朝鮮選手団と一緒の入場など見たくもない。

 日本の報復措置であることは間違いないが、安全保障上、ホワイト国からはずすというのはいい知恵だ。優遇をやめるだけで、禁輸や追加関税など輸入制限では無いのだからWTO 提訴など馴染まない。

 ただ、韓国は嘘と宣伝が上手いから、これから積極的に外交宣伝戦を行う。これに日本も備えを万全にしなければならない。外交戦術が下手な日本だからその点が心配だ。不当な要求に、日本はこれからも毅然たる態度で対応しなければならないと思っている。