第803回「統一地方選前半戦終わる」

 深谷隆司の言いたい放題第803回

 「統一地方選前半戦終わる」

 9日、地方選前半戦が終わってマスコミを賑わせている。すでに私の地元台東区は区長選、区議選が終わり、私が選対本部長を務めた区長には服部氏が圧勝、区議は寺井議員引退で7議席だったのが9議席と微増し、ちょっと一息といった状況であった。

 14日からは台東区を除く23区の区長、区議選が始まる。特に私の場合、文京区、中央区の応援が中心で超多忙の日々となる。区長選では文京区は安泰だが中央区は新人の山本たいと氏を応援する。他に2名も名乗りを挙げているので混戦は必至だが、市場跡地の再開発や東京五輪を見据えた街づくりなど多くの課題を抱えているだけに負けられないと思っている。


 さて、この度の選挙の評価は様々で、新聞の報道によって印象が随分変わる。産経新聞は「自民党は慢心を戒めよ」とあって、なんだか自民党が大きく負けたような感じであるが、知事選で唯一の与野党対決だった北海道知事選は勝っている。福岡、島根などの自民党の分裂選挙はいただけないから、この事を指していると思うが、これは率直に反省しなければならない。

 大阪は知事と市長が任期途中で辞職しダブル選挙に打って出たのだが、この奇襲作戦は多くの問題を残している。その上、維新は府議選で過半数を得たものの市議選では過半数に達していない。都構想の賛否を問う住民投票を行うには両議会の議決が必要だから、むしろ今後のほうが大変である。

 友人の小林克敏長崎県議会議員から電話があって、「当選しました。」これからだと思っていただけに嬉しい。情報が入らないほど長崎は遠いのか・・・。


 この合間に、久しぶりに映画観賞をと家内と出かけた。何しろ今風の切符購入のやり方も知らない。嫁の世話でやっと今話題の「グリーンブック」を観た。

 1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブコパカパーナの用心棒を務めていたがさつで無学な男と黒人天才ピアニストがコンサートツアーに行く物語だ。

 全く違う世界に住む二人が黒人差別の中で、不思議な友情を深めていくドラマは感動の連続であった。

 これは実在の人物の話だが、この時代、特に南部には今では考えられないほどの黒人蔑視があった。

 実は私が都議会議員時代の1971年、1ヶ月間もアメリカを旅したことがある。映画の時代よりも更に9年も経っていたが極端な人種差別が続いていた。

 私の初の本「世界のきょうと明日」でこの旅をまとめているが、黒人差別の話は書かないほうがいいと、わざわざ断られた経験もある。

 映画は素晴らしい。様々な思い出が脳裏をよぎり、楽しいひと時となった。