第785回「なんとなく舌好調」

 深谷隆司の言いたい放題第785回

 「なんとなく舌好調」

 家内に「外で講演など話す機会が多いのに、家に帰ってもよく喋りますね、疲れないのですか」とよく冷やかされる。おしゃべりは功罪相半ばするが、私の場合は舌禍事件を起こしたこともなく、むしろ良い結果を得ていると自分では勝手に思っている。

 過日も浅草ビューホテルの遠藤社長以下幹部が年末の挨拶に来られたが、ホテルの成立ちから説明したのは私だった。

 そもそも此処は5000人も入る東洋一の国際劇場で、私が都議会議員に挑戦した時以来、何度も後援会大会を開いて満員にした、いわば私の古戦場であった。その劇場が閉鎖と決まって、中曽根先生に依頼、私が中心になって誘致したのがこのホテルなのだ。今ビューホテルは盛況で浅草の繁栄にもつながっているが、そんな歩みを知っている人は少ない。

 過日、ホテルニューオータニの久兵衛で、隣同士で親しくなったのが松居一代さんであった。彼女はブログで「上品なご夫婦」と、早速その時の様子を紹介、ちょっとした話題になった。しかも彼女からすぐに丁重な手紙が届いた。なかなの良い人である。私のお喋りから始まったこと・・・? 楽しいではないか。

 自民党三多摩支部連合会研修会に招かれ、11月28日、グランドホテルで講演した。

 吉野会長の挨拶で「160人の予定が深谷先生の人気で230人を超えました」。私はすっかり気をよくして「愛国心について」熱情込めて語ったが大きな反響で、帰りは握手攻めであった。自分は「語り部」の役割を果たしていると満足であった。

 30日には友人の生島ヒロシさんの「生島企画室30周年感謝の集い」がホテルニューオータニで開かれた。さすが交際範囲の広い人で発起人だけでも有名人が30人を超える。来賓も含めて壇上に上がったが、私の周囲にゴルフの青木氏、評論家の寺島氏、青山学院三木学長、せんだみつお氏等、枚挙にいとまがないほどであった。

 司会の徳光氏から、突然「深谷先生からご挨拶」と紹介された。全く聞いていなかったからびっくりしたが、挨拶は私1人、弁慶ではないが「その時少しも騒がず」、1000人を超える客を前に悠々と生島氏の活躍ぶりを話した。

 翌日、家内に生島氏から感激感謝のメールや電話があり、「このご恩を返すために、ご家族全員を年内に食事に案内します」、彼らしく少しオーバーだが、私の気分は上々であった。

 多分、元気なうちはしゃべり続けると思う。深谷が饒舌でなくなった時は・・・、そんなことは今考える必要も無いことである。