第783回「精一杯、生きる」

 深谷隆司の言いたい放題第783回

 「精一杯、生きる」

 松本隆三さんのお別れ会に出席するため、11月14日、夫婦で大阪を往復した。会場は平野区にある仏光殿、新幹線大阪駅から車で1時間と遠い。

 会場には沢山の花が飾られ、松本さんの交友の広さが伺える。頑固一徹の人だったが、心底優しい人であることを多くの人が分かっていたのだ。

 「棺を覆って事定まる(その人の値打ちは亡くなった後で決まる)」、本当にそうだと改めて思った。

 奥さんやご子息達の悲しみは大きく、せめて弔辞の中で癒すしかなかった。

 松本さんとは35年間のお付き合いであった。これで大阪に来る楽しみが一つ消えたかと思うと無性に寂しかった。


 翌日は年一度の検査日で、早朝から和泉君運転で家内と共に杏林大学病院に向かった。そういえば松本さんもこの病院でペースメーカーを入れている。

 松田副理事長夫妻、娘知美が既に待ってくれていた。83歳、やはり老体を気にしているのか・・・。

 私は15年前、この病院で大腸がんの手術を受けた。丁度その前日、孫の隆仁が生まれ、全員が孫の病院に行ってしまった。病室に一人残され、孫と命の交代になるのかなどつまらぬ妄想を抱いたものであった。

 見事な手術で私は全快、以来、今日まで元気一杯で働くことが出来た。

 さて、今回の検査でどうなるのか・・・。

 いつも内視鏡での検査の時、私はモニターで状況を見ている。ポリープなど先生より先に見つけたと言っては自慢していた。

 しかし、正直、胃の検査の時など苦しかった。今回は新しく代った女医さんの勧めで睡眠薬の注射、眠っているうちの検査終了となった。こんなに楽ならもっと早くやっていればよかったと思ったものである。

 超音波も内視鏡検査も異常なし、ついでに足の痛みを除去してもらうために、膝から水もとってもらった(タップの練習やりすぎ)。


 さあ、これで安心して又頑張れる。

 今月は温故知新塾の講義、太田区議、寺井区議、佐藤区議、中屋都議、武見参議院議員などの大会、自民党三多摩地区の講演など、日程は目白押しだ。来月は講演で台湾に行く。久し振りの台湾の旅は今から楽しみだ。


 色々な友人が次々と逝って、人生のはかなさを痛感しているが、こうして私が元気に活動できるのは天の配剤のお陰だ。このことを肝に銘じて、ともかく精一杯生きることにしようと思っている。