深谷隆司の言いたい放題第721回

 「人、色々」


529日、舛添要一前都知事が1年ぶりに自宅に尋ねてきた。今度小学館から「都知事失格」という本を出すが、誰よりも先に私に届けたいとのことであった。200万人以上の支持を受けた絶頂期から、あっという間にマスコミを中心に大バッシングを受け失脚した知事である。問題点が無かったとは言えないが、全てが悪と決め付けられ、人民裁判に掛けられたような状況が続き、中には執拗に子供を追いかけた記者もいたという。世相の豹変ぶりに私も驚いたものである。  

30日の朝日新聞に舛添氏へのインタビュー記事が前面1ページで出ているので御参考までにご覧になっては如何でしょうか。

後を継いだ小池百合子知事、相変わらずのパフォーマンスで人気が高いとか。連休の54日からは都内7箇所で街頭演説、演説では人気を不動のものとした豊州移転延期にはほとんど触れないと記事にある。移転延期に伴う維持費や補償問題で4月下旬に36千万円もの損害賠償を求める住民監査請求が知事等に出されている。又築地市場の土壌調査ではベンゼンなど有害物質が大量に出て、豊洲より築地の方がより汚染されていることが明らかになりつつある。こんな状況では市場問題には触れられないのだ。まさに「何も決められない知事」なのである。

週刊文春525日号に、小池側近音喜田駿都議のスキャンダル記事が出ている。都民ファーストの会幹事長として広告塔で売れている人だ。かつて新潮の報じた(1684日号)OL強姦疑惑と、今、妻から探偵をつけられているとの内容だが、何ともつまらぬ人物か。又、週刊新潮(525日号)には、小池氏の特別秘書で都民ファーストの会代表の野田数氏が公金1100万円を横領したとして、アントニオ猪木参議院議員から訴えられたとの記事だ。猪木氏がテレビでのインタビューにも応じているから信憑性は高い。

29日、自民党の若狭勝衆議院議員が「進退伺い」を提出した。加計学園の政府の対応を批判してとのことだが、自民党国会議員なら何故党内で堂々の議論をしないのか。彼は小池氏応援で名を売って、東京10区で代議士になった。反党的動きで問題になっていたが、都議選を前にして小池氏と組むことが狙いだ。

二階幹事長が言うように「辞めたければ自分から離党しろ」が筋だ。進退伺いに応えて「除名」すれば自民党攻撃の材料になる、まさに小池劇場の再現だ。姑息な言動は不快だ。

これに比べれば取るに足らない話だが、都民ファーストの会に走った保坂三蔵親子、倅のホームページで「服部区長が推薦」と写真入りで出していた。全くのいんちきで、自民党和泉ひろし応援で頑張っている服部区長、そんな推薦は一切していない。各所からの苦情批判が殺到し、29日削除したが、出たい一心でのなりふりかまわぬ姿はみっともない。TBSテレビで保坂三蔵氏は「ミスター自民党と呼ばれた私が・・・」と言っていたが、大臣にもなれなかった人がミスター自民党とは笑わせる。言われる筈もないし、聞いたこともない。倅が「今の自民党では駄目なのでファーストの会から出る」と言っていたが、自民党公認を必死に求めていたのは誰か、公認漏れになったからなのに・・・、若い者が嘘を言ってはいけない。

世の中には色々な人がいるものだ。しかし、私の周囲には本当にいい人が多い。

 今夜から第12期、自民党政経塾が始まる。若い希望に燃えた塾生とともに歩む。そう考えただけで心が和む。