深谷隆司の言いたい放題第689回

 「腹立たしいこと」


104日、テレビの関係もあって、東京都庁を訪れた。自民党控え室に顔を出すと、皆が丁重に迎えてくれたが、ここに来るのは何十年かぶりである。

今まで選対本部長として多くの都議会議員や舛添氏など知事を送り出してきたが、当選させた後、都庁へ行くことは一切しない。恩着せがましい振る舞いをしたくないからだ。

1時から始まる都議会本会議を傍聴する。これだけ話題の時だから超満員かと思っていたら8分の入り、途中から帰る人も目立って6割程度となった。

何人かの人が「深谷さんだ」と珍しがって声をかけてくれた。

質問者も小池知事の答弁も、それぞれ長い発言だったが、誠実そうではあるが、低調で盛り上がりがない。長年、迫力のある国会の質疑を見てきたから余計そう感じるのかもしれない。

何故かマイクの音量も極端に低くよく聞き取れない。年齢の所為かと思っていたら、「声が聞こえない」と野次、知事が答弁を中断し「大きい声で話します」と言っていた。まさか意図的に音を低くした訳ではあるまいが、都事務局側の不誠実さを強く感じた。

7日になって、過日公表された検証報告書に、又ウソがあったことが判明した。

報告書には「仮に地下水から環境基準を超える汚染物質が検出された場合には、浄化ができるよう建物下に作業空間を確保する必要があると技術会議が独自に提案した」とあった。しかし、元委員の長谷川猛氏が、「この事項については都側が提案したが、一度も論議していない事項を反映させるわけにはいかないと反対した」と暴露、事実は都側の提案だったことが判明したのである。

岸本良一市場長は都議会経済・港湾委員会で「間違いであった」と陳謝したが、実は発表時点で既にこの事実が分かっていたのに、平気な顔でウソの報告書を提出したのだ。この期に及んでも責任回避、責任転嫁の出鱈目ぶり、いささかの反省の気持ちもない厚顔さ、すぐにばれるようなウソを重ねる軽薄さにあきれるばかりだ。

委員会で「都議会にも責任があった」と涙ながらに陳謝した議員がいたが、こんな都庁役人の無責任な説明、ウソ体質では「都議会でのチェックは難しいな」というのが私の本音である。「若い議員の純情さはいいが、こんなところで泣くよりも、怒りをもって追求せよ」と言いたい気分である。

7日の「ゴゴスマ」で、下村博文都連会長が出演、あらかたの話は彼が上手に説明していた。12日に、この番組のために名古屋まで出かける予定であったが、局と話し合って延期することにした。28日か31日、少し話題を変えて改めて出演することになっている。

この番組は関東16県、東海3県、宮城県に流れるが、あなたのところも映るだろうか・・・。