第511回「日々あれこれ」

 深谷骼iの言いたい放題第511回
 「日々あれこれ」

 2月12日9時半頃、舛添要一新知事は千人もの職員に迎えられ初登庁、5階の会議室で職員に「世界一の東京にしよう」と訓示した。都知事の椅子に座り、記者の求めに応じて嬉しそうにポーズをとっている。そんなテレビに映る晴れやかな光景を家内と静かに自宅で見ていた。
 あの激しかった選挙戦を、もう、はるか過去の出来事のように振り返り思う。大きな選挙だけに全体が同じように心を一つにして進まなければならない。世論調査の結果で、マスコミの前評判が良すぎた。これを如何に油断させずに緊張感を持続させていくかも、難儀な仕事であった。
 選対本部長として候補者と同じように街頭や夜の演説会を駆け巡った。最終日には、雷門前で吹雪の中で演説、「日ごとに若くなりますね」と煽てられて、寒さをものともせず一層熱弁で獅子吼したものだった。
 戦い済んで日が暮れて・・。
作家の吉川英治は「菊づくり 菊見る時は 影の人」と詠んだ。菊祭で多くの人の絶賛を浴びている花の影で、大変な苦労を重ねて育ててきた職人は、少しばかりの寂しさを感じながら、秘かに喜んでいる。(実際、菊作りは大変な事らしい。1年間手間がかかる。花が散ると落ち葉拾いに出掛け、それで堆肥を作る。春には根分け、さし芽などをし、嵐の時は風を避けるために鉢を抱えて右往左往するという)
 さながら私は、華やかな陰で、それを喜ぶ職人かもしれぬ・・・。しっかり咲いてくれ、と祈るのみである。

 知事選の間に様々なことが起っている。
浪速の風雲児橋下徹大阪市長が出直し選挙を敢行するという。彼は都構想を打ち出してきた。31日、大阪市を分割する特別区の区割り案を絞り込もうとする維新に公明党が反対、これにブチ切れして市長辞任、出直し選挙を行うというのである。
 確かに市と府の二重行政には問題がある。市長の任期は来年4月まで、それまでに都構想を実現したいと目論んでいたが、このままでは不可能になる。だから出直し選挙というのだが、しかし、ここで選挙をやっても、議会はそのままなのだから状況が変わるとは思えない。かつて80%近くあった橋下支持率は今や半分に低下、それでも自・公・民など候補者を立てる気配が無いから当選は確実と言われている。
 勝っても市議会で混乱したら、又選挙をやろうとの暴言まで吐いているようだが、選挙費用6億円、わがまま市長の税金の無駄遣いになること必定だ。
 市民がどんな判断を下すのか見ものである。

 なんとも大騒ぎのソチ冬季五輪だが、案の定と言うか出足の成績はさっぱりだ。マスコミが煽りすぎるから余計に駄目なのだと、腹立ちまぎれに思う。
 あどけないがしっかり者の高梨沙羅選手も、中高年の星葛西選手も残念ながらの結果だ。団体戦で期待の浅田真央選手転倒、韓国メディアが大喜びの報道とあって一層頭にくる。せめて19日から始まる女子ショートプログラムで頑張り、キム・ヨナ選手に勝って欲しいものだ。ようやくメジャーになった話題のカーリング、何も初戦で韓国に敗れなくてもいいではないかと歯ぎしりだ。
 やっとメダル獲得、なんとスノボで銀が15歳の平野選手、銅が18歳の平岡選手、高梨選手もそうだが、我々から見ると大人顔負けの子供たち、次の五輪も臨めるのだから嬉しいかぎりである。
 今後の選手の活躍を心静かに見守ろう、あまり期待過ぎると落胆も大きくなるから・・・。

 欧州最大級の漫画フェスティバル「アングレーム国際漫画祭」で、韓国政府は反日宣伝パフオーマンスとして慰安婦をテーマにした。
 どじょう髭の日本人将校に連行された少女が強姦されたり、凶悪そうな日本兵士にアヘンを注射されたり、しかも終戦になると証拠隠滅の為に銃殺するなど、荒唐無稽、あり得ない嘘八百の反日漫画が展示され、これを20万人からの人が見ていたという。フランスではこれでも芸術表現として理解されているとのことだが、断じて許されない事態である。
 最近の韓国による日本誹謗ははるかに度を越した異常だ。朴大統領は外国の行く先々で「告げ口外交」を続けている。韓国系住民を中心に、ニューヨークのアイゼンハワー公園など、アメリカ各地に慰安婦の碑が建てられている。
 中にはパリセイズ・パーク市のように副市長も議長まで韓国系で、議員は票欲しさで同調したりしている。
 実際には強制された慰安婦などは存在しない。1944年、アメリカ軍の調査報告書には「朝鮮人民慰安婦は高給で雇われた娼婦」と書かれている。強制連行の慰安婦を証明するものは一切ないのだ。
 韓国の計画の中には慰安婦証言記録などを整理して英語出版し、世界的に流通させたうえでユネスコの「記憶遺産」に登録させようとの動きまである。とんでもない話だ。
 日本政府はこれまで何度も「遺憾の意」を示したが、はっきり言って弱腰だ。
ロビー活動を含めた、国家戦略として、強烈な反論キャンペーンを展開させる必要がある。
 日々あれこれ、わずかな期間に色んな事が起こる。うかうかしてはいられないと強く思うこの頃である。