第504回「名前の出ない日はない?」

 深谷骼iの言いたい放題第504回
 「名前の出ない日はない?」

 21日、1時から開かれた自民党都連選対会議を終えて党本部の玄関に出ると、何人かの記者が待ち構えていて、「この頃先生の名前の出ていない日がありませんね」と言われた。
 確かに、ブログ「深谷隆司の言いたい放題」が話題を集め、猪瀬前知事を退陣に追い込み、続いて細川元総理の1億円疑惑など、当事者でなければ知らない事実を次々と書いて、それがマスコミの報ずるところとなったのである。
 なんと今日だけで、サンデー毎日(2月2日号)、フラッシュ(2月4日号)、産経新聞に、私の写真やコメント入りで大きな特集記事になっている。すでに週刊新潮、夕刊フジ等で出されているから、主なマスコミ勢揃いといったところだ。
 別に細川氏を嫌いな訳ではないのだが、周りの甘言にその気になって、いい歳なのに「夢をもう一度」という我欲が気に入らないのだ。おまけに小泉元総理の原発即廃止の口車に乗って、およそ馴染めない問題を都政に持ち込み、あわよくば安倍政権を倒す橋頭堡にしようとしていることがよろしくない。
 前にも書いたが、我々のような年代の者は、長い経験と知識を元に、若い人を育てることだと思っているのだ。

 ところで今日の選対会議は、舛添要一候補の選挙直前の初の会合である。なにしろ、急な選挙だから、ポスターやはがき作りも走りながら用意するといった塩梅なのである。
 実は、私はこの選挙で中心になる確認団体の選挙対策本部長を引き受けることになった。18日夕刻、突然自民党の石破茂幹事長から電話があって、「知事選挙ではどうしても舛添候補に勝たせたい、色々の思いもあろうけれど、どうか力を貸して欲しい」との懇請を受けたのだ。
 石破氏は、私がテロ対策特別委員長の時の防衛大臣で、期待をし十分配慮した後輩である。律儀で、私が自民党政経塾の講師に依頼した時など、どんな時にも必ず出席してくれた。
 彼の頼みなら受けざるを得ない。確かに都政の課題は少子高齢化対応、待機児童への対応、直下型地震の防災、そして何よりも東京五輪への対応(経済再興の要)など、問題が山積し、即戦力の知事が求められている。舛添氏は元厚生労働大臣で、行政能力も含めて、他の候補者を圧倒している。
 自民党から除名された過去の経緯もあるが、ここは推薦を決めた都議会自民党議員団の思いに応えることが、党人としての決断だと感じたのである。
 確認団体は「世界一の東京をつくる会」と称し、岡村正日本商工会議所名誉会頭を会長に、選対本部長の私の代行に石原伸晃都連会長、代理に下村博文文部大臣など数人が就く。事務総長は都連幹事長の内田茂氏、代理に萩生田光一氏といったベストメンバーが続く。
 今売り出し中の萩生田氏、「この際、深谷先生に、久しぶりに東京全選挙区をまわっていただき、深谷節を聞かせてください」と嬉しいことを言ってくれる。
 そんなわけで身辺にわかに慌ただしくなった。
 このところ、連日飲み過ぎで、ちょっと胃腸の調子は悪いが、体調を整えて、皆の期待に応えなければと思っている。

 紙面があるので、小泉氏の演説には随所に嘘と誤りがあることに触れたい。「まず放射性廃棄物の処理に10万年かかる」は嘘だ。ガラスで固体化して地中に埋めるのだが、10万年は保管できるというだけで、10万年保管する必要があるということではない。フィンランドでは、地震が無く、掘っても水が漏れにくい岩盤と言うが、日本でも10万年動かない地層はいくつもあるし、地下水の侵入を年1センチに抑える技術も出来ている。そもそも3000年も経てば放射能の強度も100万分の1になる。
 今原発を即やめても膨大な放射性廃棄物は残る。問題は最終処分場がまだ確保されてないということだ。候補地選びは2000年から始まっているから、6年間の小泉政権も含む政治の怠慢なのである。代替エネルギーの具体案も示さない無責任ぶりも強く指摘したい。
 選挙になったら、反原発一本でやかましく叫ぶのだろうが、都民の良識に期待したいところである。
 23日から始まり2月9日が投票日だ。さて・・・。