第296号「盛況 出版祝賀会」

深谷隆司の言いたい放題 第296号
「盛況 出版祝賀会」

 昨日(4月9日)、ホテル・ニユーオータニで、私の10冊目の本「道のり はるか」の出版祝賀会を開いてもらった。
 久しぶりの会であったが、ホテル側のメンバー曰く、「まれにみる大盛況」で、およそ1000人近い参加者であった。
 この種の会合は、つい数年前までは多かったが、政権交代以来、すっかり少なくなって、特に自民党議員の衰退が目立つという。
 会には、山崎拓氏、武部勤氏、大島理森氏など私と仲のいい友人たちが駆けつけてくれた。
 会場を埋めた参加者は、私のよく知っている長年の応援者で、変わらぬ愛情が嬉しかった。特に、大震災の後、苦労を続けている仙台の竹内廣氏まで駆けつけてくれたことは感激であった。
 
 「次回の選挙には、必ず出馬して欲しい」と、随分多くの人に言われたが、私は挨拶で、次のように語った。
 「政治家になって50年経つ。区議、都議を経て、衆議院議員を9期務めた。五つの大臣を拝命し、在職25年表彰も受け、旭日大綬章も頂いた。やることはやった。もういいのではないかと思う。
 しかし、一方で,今のお粗末な政治の動きを見ると、こうしては居られないといった、いたたまれない気持ちにかられる。
 名曲「少年時代」を作った井上陽水が、今年の全国ツアーを行うにあたって、「舞台で死ぬまで歌い続けるべきか、いや、このまま消えるのも粋ではないかと考える」と言っていたが、今の私の心境に似ている。
 ただ政治家の場合は、バッチをつけていようといまいと、政治家であることに違いはない。今の政治のありように、厳しい批判や提言を続けて、世論を喚起させることや、若い人を育てることなど、今の私のやるべき仕事は山積している。
 何が何でも選挙に出たいなどとは思っていない。それはまさに天の定めるままに従うまでだ。
 
 論語に「任重くして道遠し」とある。
 私の政治家としての任務はまだ果たし終わってはいない。これからも使命感を持ってこの道を貫くのみだ。
 「もうこれでいい」と納得できるのは死ぬ時かもしれない。
 そんな思いを込めて、本の題名を「道のり はるか」とした」と結んだ。

 手伝ってくれたメンバーと、別室で打ち上げ会を開いたが、中に船田宗男氏や佐藤浩市氏といった早稲田大学の後輩がいて、私や女房と戦った最初の頃の選挙の思い出話など熱弁をふるってくれた。
 涙と笑いの連続であった。
 打ち上げ会でも、司会と挨拶は服部征夫、中屋文孝両都議で、お陰で全て順調、素晴らしい雰囲気であった。
 
 美空ひばりが歌った、「お祭り済んで日が暮れて・・・」ではないが、なんだか少しさびしい思いが、こうして書いている私の心に忍び寄ってくるようである。