深谷隆司の言いたい放題 第282号
「区政報告会で感激」

 2月26日、晴海のマリナーズコートで、中央区の鈴木久雄区議の区政報告会が開かれ、私は初めて呼ばれ出席した。
 こんなに長く政治家をやっていて、地元の区議の会に「初めて呼ばれる」というのも変だが、昔は中選挙区制度で自民党候補が複数だったから、その流れで縁が無かった区議もいたのである。(中央区の場合だけだが)
 この鈴木氏、誠に熱血漢で一本気、今は私と肝胆相照らす仲になっている。

 久しぶりに、いい話を聞いた。
 被災地の瓦礫処理について、2月4日に、このホームページで、神奈川県の住民集会のことを書いた。
 黒岩祐治知事が必死に「瓦礫受け入れ」について説得するも、住民は聞く耳持たず、野次と怒号で終始した。
 終りには「岩手県知事になったらいい」とまで言う者もいて、一体どこが「絆」かと、私は悲憤慷慨したものである。
 結局受け入れたのは東京くらいだが、その説明会が中央区で行われた。
 2月1日は晴海街づくり協議会、8日は月島区民館で開かれたが、いずれも反対の声は無かった。
 それどころか、晴海会場では、「瓦礫を受け入れることによって被災地を助けよう。そしてこれを中央区民の誇りにしよう」とまでの発言があって、万雷の拍手が起こったという。
 鈴木区議はその場に出ていて、「これは晴海に住む者の誇りだと思いました」と言い、なんと彼自身、壇上で涙を流して声を詰まらせたのだ。
 私まで胸が熱くなった。

 彼は昨年の選挙で(もちろん私は応援した)、7位で当選、70歳、7回目の選挙であった。
 いつも自転車で街を巡っている。国の政治は駄目だが、地方政治では、彼に限らずいいメンバーが沢山いる。なんだかほっとした気分であった。
 この日は、瓦礫を引き受けた石原都知事が始めた東京マラソン、なんと3万6千人が参加した。
 浅草でUターンするからと、有名な菓子屋「亀十」の島田さんが、店前にイスを用意して招いてくれた。私は「ご不幸」があったので女房と妹が行ったが、コーヒー、お菓子と大サービスであったとか。  

 「御不幸」とは、長年私を支えてくれた西郷之厚氏の逝去で、葬儀は桐ケ谷葬儀場で行われた。
 私の経済後援会の中心的存在であった。麹町に立派なビルを何棟も持っていて、千代田区の為にも貢献した人である。 
 バブルがはじけた後、銀行の理不尽な資金引き揚げなどもあって、晩年は恵まれてはいなかった。
 歳は私より一回り上、年齢に不足は無いものの、本当に寂しい。
 夜は「お浄め」も兼ねたつもりで、浅草むぎとろで家族で食事。昔から良くも悪くも、何かあれば、この店で飲む。
 今日も一日、色々なことがあった。こうして人生という名の川は、とめどなく流れていくのか・・・・。