第260号 「迷走与党」

深谷隆司の言いたい放題 第260号
「『迷走与党』新党結成は税金目当て」

 野田首相は、消費税増税法案の素案作りについて、税率・実施時期を明示して、年内にとりまとめて欲しいと民主党に強く求めている。
 ところが党内には反対する議員も多く、党税制調査会でも議論百出で大混乱になっている。
 自分たちが選んだはずの首相の指示がさっぱり浸透せず、迷走が続くようでは政権与党たる資格はないが、とうとう離党者まで出てきた。
 なんだか聞いたこともない連中だが、すでに無所属になっている松木謙公衆院議員らと新党を作るという。

 辞めた一人斉藤某議員は記者会見で、「民主党は政策理念が全く国民の期待と逆方向、「デフレ脱却なしで(意味不明?)増税なし」「反TPP」という同じ志を持つ仲間と結集したいと 思った」と語っていたが、党内でその主張を通そうとしないで外に飛び出して、何ほどのことが出来ると思っているのだろうか。
 政権交代をあれほど声高に叫んできたのに、やっぱり駄目でしたから党を離れますでは、無責任も甚だしいではないか。国民に対する責任も果たさずに、自分の主張が通らないから辞めますは無いだろうと腹立たしく思う。
 小沢一郎元代表を訪ねて、一応はとどまるよう説得されたようだが、こんな動きから小沢別働隊ともいわれている。

 一番不愉快なのは、年内に新党を作ろうとしていることだ。明らかに駆け込みで国からの政党交付金を狙っているのだ。
 政党に対して、国から、(国民の税金から)議員一人あたり2340万円の政党交付金が出る決まりになっている。
 政党と認められるためには、国会議員5人以上、あるいは国会議員1人以上で直近の衆院選挙又は最近2回の参院選挙で、得票の2%以上を得ている事との規定がある。
 そしてこれは1月1日を基準にしているから,新党は年内に結成しなければならない。1月2日以降の新党結成なら翌年まで待たなければ一銭もお金は出ないのだ。 
 なにをするのも勝手だが、国家国民の事を第一に考えない者は議員たる資格が無いと言わざるを得ない。
 これからあと数日間、彼らの動きを監視しなければならないと思っている。