深谷隆司の言いたい放題 第235号
「朝鮮学校への無償化なんて?」


 民主党のいわば公約の高校無償化問題で、朝鮮学校もその対象にすると言い出したのは鳩山由紀夫元総理大臣である。
 この人のノー天気ぶりを今更言うつもりはないが、10月24日の産経新聞の報道によると、平成22年度に、全国の自治体で朝鮮学校に支出した補助金の総額は約4億円に及ぶという。
 前年度に比べて約1億5千万円減ったことにはなるが、どう考えても支給していることがおかしい。

 財政が極度に苦しいのに、子ども手当や、高校の無償化、高速道路無料化など、大盤振る舞いで国民を騙して政権を取ったのだが、特に朝鮮学校にまでその対象にする等、常識の沙汰ではなかった。
 鳩山氏は、「拉致や外交とは無関係」と得意の友愛論を振りまいたのだが、昨年、北朝鮮による韓国砲撃が起こると、さすがに菅直人前総理は審査手続きを凍結した。ところがなぜか、8月の退任直前に、突然、文部科学省に審査再開を指示した。
 一応、南北対話再開などを理由に挙げていたが、最初から無償化を進める気であったことは誰が見ても明らかで、要はタイミングを見計らっていたにすぎなかったのだ。
 野田政権になっても、一体どうするのか、「どじょう」のようにのらりくらりで、相変わらず曖昧なままだ。だから都道府県で足並みが揃わないのだ。

 私は、最初から朝鮮学校への補助金支給は、断固反対を唱えてきた。
 日本の国内にある学校で、反日思想教育は勿論、国際社会を敵視するような教育を平気で行っていること自体、本来許されることではない。
 金正日総書記の肖像画を掲げ、金日成主席親子を礼賛し、独裁政治体制を支えるような教育が、この日本で行われている実態を看過して良い筈もないのである。
 東京都は支給対象から朝鮮学校を排除している。さすが石原知事だし、自民党都議団だと思う
 又、大阪府は朝鮮総連による学校への影響力を排除することや、金総書記の肖像画を外すことなど4条件を決め、これを守らなかった高校への支給を止めている。一つの見識である。
 然し、今でも全国で4億円余が支払われているのだから、こうした実態を把握せず、依然、支給し続けている自治体も多いということである。
 しかも、都道府県とは別に、総額約2億5千万円を朝鮮学校に支払っている市区町が全国102もあるという。
 一体、こうした地方自治体は何を考えているのであろうか。
 関係する知事や首長、更に、その地域の地方議員に、猛省を促したいものである。

 民主党内でも、こうした状況に反発し、無償化反対を唱える人も多いようだ。
 こうした良識ある議員が結集し、この際、声を大にして働きかけて、民主党政権として無償化を止めるというきちんとした方針を打ち立てるよう、是非努力してほしものである。


 話題は変わるが、例の山岡賢次国家公安委員長が国会答弁で失敗をやらかした。
 スマートフォン(多機能携帯電話)の不正アクセスなどへの対策の遅れを、なんと「ノーズロ」と指摘したのだ。
 今の人には分からないかもしれないが、女性の下着を昔は「ズロース」と言った。書くだけでも恥ずかしいが、履いてない状態だから「無防備」と言う意味のつもりなのだ。
 これは単なる大臣発言での失敗の類ではない。あまりにも下品で、まさに人格、人間性の問題なのである。
 藤村官房長官が記者会見で、品位を欠くとして山岡氏に注意したことを明らかにしたが、こんな男が国家公安委員長かと、同じ職席でにあった私は情けなくてたまらない。
 野田さん、なんとかならないものかね!