言いたい放題 第208号 「ディズニーシー10周年」

 9月1日は野田新政権で閣僚が誰になるのか、とりわけ内閣の要になる官房長官人事を巡って迷走していた。
 野田首相がまっ先に依頼したのが岡田克也前幹事長であったが、小沢一郎氏の党員資格停止処分を主導してきた立場として、再び矢面に立ちたくないと固辞し、結局は側近の藤村修氏が起用されることになった。

 そんな慌ただしい状況の中、私の方は、われ関せずで、6時から招かれていた東京ディズニーシ―の10周年感謝の夕べに女房と共に参加していた。

 ここが開設された年の暮れから新年にかけて、孫たちを連れて一家で泊まったこともあった。
 当時同行した3人の孫娘達はすでに高校生になっている。その後2人の男の子が生まて、私は今や孫5人のお爺ちゃんだ。年月の流れの速さを改めて痛感した。

 ミラコスタホテル大宴会場「パラティーゾ」には130人ほどの招待客が着席バイキングを楽しんでいる。記念祝賀会としては思ったより少数の客で、ゆったりとした気分で、私はもっぱらイタリアの銘酒バローロ等を嗜んでいた。
 よく顔の知られている人ばかりだが、森元総理や安倍元総理の他政治家は少ない。数人の民主党議員が上座に居るのは気に食わないが、いずれも組閣に無関係だから、まあいいか。
 VTR「10年のあゆみ」の上映の後、今度は外のディズニ―シーパークに移動して「ファンタズミック」を鑑賞する。
 台風が心配されたが雨も止んで、光と炎の一大パノラマ、ディズニーランドならではの素晴らしいショウを堪能した

 ディズニーランドが、この千葉の浦安に誕生したのは1983年、今から28年前だが、私はこの時も招かれている。だからいつも格別の思いを持っていているのだ。
 当時、建設費は土地も含めれば1,650億円といわれた。(ディズニーシーはホテルも入れて3,350億円)
 本場のアメリカロスにも行ったことがあるだけに、こんなスケールの大きい遊園地が、日本でも果たして成功するのかと危ぶんだものだが、実際にはこれが全くの杞憂であった。
 今や入場者は、2つ合わせて年間2,500万人に及び、昨年8月には延べ5億人を数えた。この数はアメリカを抜いて世界のトップだというのだからすごいではないか。
 人口から考えれば日本人はすでに4回行ったことになる。今や、世界中の人々が訪れているのだ。
 例の東日本大震災の折、駐車場あたりで液状化の騒ぎがあって心配されたが、これも完全にクリアされて、33日間の休園はあったものの、今は完全に元の姿に戻っている。

 開会の挨拶は加賀見俊夫会長、閉会の言葉は上西京一郎社長が行ったが、奢ることもなく、むしろ淡々としていて好感が持てた。政治家の挨拶とは大違いである。
 かくて、どろどろした政界とは別世界、ファンタステックな、心穏やかな夜は過ぎていった。

 さて、この文章を打っているのは9月2日、すでに組閣が終わって新しい内閣の顔ぶれが決まった
 はっきり言って、なんだそうなのかという印象だ。
 藤村官房長官には「ドラえもん」というあだ名があるという。ドジョウとドラえもん、何とも泥臭いコンビで明るくない。これで日本が本当に救えるのかと不安ばかりが募る。
 党役員人事も含めて、私の感想は次回に譲ろうと思う。
 せっかくのディズニーランドの心地よい思いを消したくないから・・・・。