言いたい放題 第120号 「区長予備選挙」

 世の中はなかなかうまくいかないもので、近頃は失望やイライラの連続だ。
 自分が精根傾けて育てた連中の一部が、知らぬところで全く期待はずの行動をしていたり、目先の利害にゆれて勝手な言動をしたり・・・、親の心子知らずといったところか。
 後輩を育てることが如何に難しいかということだが、だからといって、「やめた」という訳にもいかず、まぁ、相手を少しでも信頼して、ひたすら努力を続けるのみと思っている。

 来年は全国地方議員の選挙の年だ。
 政権交代して、日本の政治状況はまさに最悪だが、無冠の私には、直接これを糾することが出来ない。議席を持っていたら、「こうするのに、ああするのに」と、自分の長い経験を元に、切歯扼腕の日々だ。
 それだけに、来年の地方選挙は、今の民主党政権を叩く絶好の機会で、まさにもう一度政権奪取を可能とする前哨戦だ。
 新人も含め、私の陣営の区議候補もほぼ出揃ったが、各々に特色のあって愉快な面々なのだが、まだ全員当選がみえるとは言い難い。
 何故かいい奴ほど、選挙は苦しいというのが実際で、それがなんとも気掛かりなのだ。せいぜい微力を尽くして、勝たせたいものと思っている。

 区長選挙になると、実はもっとややこしくて頭が痛い。
 中央区は矢田美英現区長に対して、若手No1の自民党区議の石島ひでき氏が挑戦する。
 矢田氏には民主党も推薦しているし、多選という批判がある。しかし、選考委員会で自民推薦と決まったのでさぁ大変。石島氏を支えるメンバーも強力で、一歩も退かぬ。この先どうなるのか心配である。
 台東区の場合は、現職の吉住弘氏の他に、参議院選で破れた保坂三蔵氏が突然名乗りを上げた。
 2人共、私が育ててきた人だ。だから、私にどちらかを選べと、ずい分多くの人達から注文も来た。
 私はそんな判定をする立場でもないし、第一、独裁者でもない。
 勝手ともいえる私への注文にはっきりお断りして、結局、支部総務会の総意で、自民党党員・党友による予備選挙ということにした。
 なにしろ、これは全都的にも初めてのことで、マスコミの注目を集め、新聞各紙が大きく扱ってくれた。
 私は、この予備選挙を前向きにとらえて、自民党は民主的で開かれた政党なのだと、多くの人に知ってもらう機会にしたいと考えた。
 両人が率直に区政にかける情熱を吐露することで、いささか冷えている自民党に、新しいエネルギーが生まれればと期待している。
 22日には台東区民会館で、2人の立ち会い演説会を開いたが、盛況だった。27日が投票開票日、約1900人の党員党友が、一体誰を選ぶのか、又、投票率にも深い関心を抱いている。
 今年もあとわずか、気になる事柄は山ほどあるが、一つ一つ年内に全て片付けて、少しは気持の良い新春を迎えたいものである。