言いたい放題86号 「やっぱり小沢・鳩山では駄目の裁定」

 朝から晩まで、民主党代表選挙ばかりの報道にイライラし、地団駄を踏んで腰痛になったと前のホームページでジョークを書いた。
 ところが、今度は腰だけではなくて左足が痛くなって腫れ上がり、なんと生まれて初めて痛風と診断された。尿酸値は5.1と全く正常なのに、そんなことがあるのかと驚いた。何かのタタリか?
 医者に言われて外出できず、おかげで、あまり気乗りしなかった民主党大会の代表選挙の全中継を見ることになった。
 各15分ずつ小沢、菅両氏の演説を聴いて、素直な感想を言えば、良いことずくめで空論ばかり。一言でいえば大学生の弁論大会程度だった。
 相変わらず全ての責任が官僚にありという大前提で、もっぱら官僚からの脱却、政治主導と二人とも主張するが、ならば何故この1年、何も出来なかったのか。話題になった元事務次官斉藤次郎氏の日本郵政社長への天下り人事など、官僚依存がかえって目立ったことなど頬被りなのだ。
 それは、景気回復や、財政問題でも同じで、彼らの言っていることは、もっともそうに聞こえるのだが、実際、何もやらない、何も出来なかったことばかりではないか。

 投票結果は721対491と菅氏の圧勝だ。
 特に党員サポーターは249対51と、ポイント数の計算にもよるが、全く競争にならないワンサイドゲームだった。いわばこれが一般の、いわば国民の世論に一番近いのではないか。
 つい3ヶ月前、政治とカネの問題や、政治無策で自ら退陣した鳩山氏と小沢氏。その舌の根も乾かぬうちに、平気の平左で、しゃしゃり出るあつかましさに、「馬鹿にするな」との当然の国民の声が広がったのだ。

 これで小沢氏では絶対駄目のレッテルが貼られたわけだが、その裁定は鳩山氏に対しても全く同じだということを知らねばならぬ。
 鳩山派の、やたらとテレビに映りたがり屋の議員が、代表選直後のインタビューで、党内融和が第一と盛んに言っていたが、「反菅派で行動したが、自分たちも大事にしてネ」との保身の訴えが本音なのだ。

 それにしても、党員サポーターと地方議員票であれほど大差になっているのに、肝心の議員は412対400という伯仲ぶりは一体何故なのか。
 前日まで、血で血を洗うような票取り合戦の醜い争いが露呈されていたが、その結果なのであろう。
 つまり選挙だけは妙に強いといわれる小沢氏の、まさに巻き返し戦術の結果ではないか。
 それにしても、世論と国会議員の思いとが、こんなに大きくかけ離れた結果を見ると、民主党と国民との乖離こそ大問題といわなければならない。
 今後、民主党の内部がどのように動いていくのか、まさか分裂とまでは行くまいが、表向きはともかく、党内対立の亀裂は激しくなる一方と思われる。
 円高株安で日本経済が大きく揺れ動いている時、これから新年度予算案をどうつくっていくのか、大きな課題だ。

 菅氏は弱者を救う為にどんなに働いてきたかを演説で語り、その例として丸山ワクチンを取り上げたのには驚いた。
 丸山ワクチンを実現する会の会長は、今は亡き稲葉修先生、その片腕として働き、跡を継いだのは不肖私だ。確かに菅氏もメンバーに居たのは居たが・・・。
 演説は達者だが、相変わらず口先だけの菅首相と言われないよう、ともかくしっかりやってくれといったところである。