言いたい放題 第55号 「少しは満足」「大きな憤慨」

「少しは満足」
 NHK「クローズアップ現代」の放送が5月25日午後7時半から始まったが、丁度その時間は、TOKYO自民党政経塾第5期生の入塾式の最中だった。
 深夜11時に帰宅して録画を見たが、なんと夜中のBSでも再放送していた。
 シベリア抑留者に対する最後の給付金が国会で決まったばかりで、その特集だった。
 自宅にスタッフが集り、1時間にわたる取材を受けたが、やっぱり出る場面は少なく、予想されたので前回の私のホームページであらかじめ詳細報告した。是非参照していただければ幸いである。
 しかし、テレビの効果は大きい。登場場面は少なくても、「いい顔で映ってました」「久しぶりに元気な姿を見ました」と色々な方から連絡があって、それがとりえだと思った。
 
 第5期を迎えた政経塾は、200人を越える塾生でもう入りきれない程の超満員で、都連会長の石原伸晃代議士も田野P良太郎総務会長もびっくりしていた。
 小田全宏塾長代行も講義で述べていたが、普通このような会は、2期3期ともなると当初の意気込みも消え、減少するか終わりになるというのが一般的のようだが、わが政経塾は右肩上がりの、それも定員二倍の超のつく盛況ぶりだ。
 自民党の歴史上、最も不人気なこの時期だけに、「塾長の魅力」といわれて、いささか鼻が高い。
 今の私にとっても、やはり最大の楽しみは、この塾で大切な子弟を育てることで、更に一生懸命努力したいと決意も新たにしたところである。

「大きな憤慨」
 ところで、政界の様子だが、相変わらずの迷走、混乱ぶりで、あきれかえるほどだ。
 特に、沖縄基地問題だ。
 鳩山首相は二度も沖縄に足を運んだが、真剣さも、かの地に対する思いやりも何も感じられない、無表情ぶりだ。
 普天間飛行場移設について、あれほど「国外、最低でも県外」と言い続けながら、いつのまにか「出来るだけ県外」と微妙に言葉を言い換えたりしている。その上、一方で、地元へはポーズだけで、次々と日米共同声明の概要づくりを進め、最後はオバマ大統領と電話協議で、最終的にまとめる目論みのようである。
 厚顔無恥とは鳩山首相のことである。
 もっとも、更に上をいく奴(品が悪い言い方だが、ついそう言いたくなる)が居る。社民党党首の福島瑞穂大臣だ。
 なんと25日沖縄入りし、仲井真弘多知事と会談、「辺野古に移設はさせません。共に反対しましょう」と宣ったのだ。
 彼女は、鳩山内閣の一員で、れっきとした消費者・少子化担当大臣ではないか。
 党首として反対するのは勝手だが、内閣の一員だ。その良し悪しは別にして、首相の決めた方向と全く逆な立場を公然ととるなど許せないことだ。
 それなら連立離脱は勿論のこと、即、大臣を辞めるというのが筋ではないか。
 福島氏の沖縄訪問と反対声明は、明らかに参議院選挙目当てだが、これに対する鳩山首相の反応の鈍さには更に驚かされた。
 やはり参議院選挙直前だから、連立の枠組みは変えられないという弱みがあって、なんと一定の理解を示したというのである。

 沖縄基地問題は、国の安全保障にかかわる最重要課題だ。
 折から北朝鮮は、韓国の制裁措置に対して、全ての関係を断絶し、戦争も辞さないと声明を出した。今や、北朝鮮と韓国はまさに一触即発で、最大の危機を迎えている。
 こんな時に、考え方も方向性も全く異なる大臣を持つ内閣で、日本の国を本当に守れるのか。単なる閣内不一致といった生易しい問題では断じてないと私は思っている。
 沖縄問題は当然、閣議できめるべきテーマなのだが、うっかりそれをやると連立が崩れるからと、日米声明とは異なった、刺激の少ない別の文書(場所を明記しない等)をつくって了解をとりつけようといった姑息な手段も考えているようだ。
 なんとも絶望的な話ばかりではないか。
 日本の今と将来の為に、鳩山内閣は即総辞職するべきだ、と強く訴えたい。