テレビの世論調査によると、いよいよ鳩山内閣の支持率は30%を割った。
 一方、低迷を続けて来た自民党支持率も、ようやく上向きになって、調査によっては、政党支持率で自民党が逆転する状況となっている。
 鳩山邦夫氏の離党に続いて、与謝野馨氏や園田博之氏の離党となって、一体どうなっていくのかと心配だったが、それでも少しずつ回復しつつあることは嬉しいことだ。
 この際、自民党の勢力拡大の為に、党員獲得運動を展開したいと、過日、三区の政経塾出身の区議や中屋文孝都議を集めてはっぱをかけた。
 政治の世界で大事なことは、自信と誇りをもって前進を続けることだと思っている。

 鳩山政権になって半年、今、一番多く言われることは日本の将来への不安だ。
 このままでは、日本が壊れていく、子や孫のことを考えると心配でならないという声が私にもかなり寄せられている。
 「こんな時、深谷さん、あなたが頑張ってくれなければ」ともいわれるのだが、その私は選挙で落ちて、目下無冠の身。「そう言われてもねぇ」と困惑しきりといった具合である。
 いずれにしても、戦争で何もかも失った日本を、ここまで発展させて来たのは、我が自民党であった。この数年、総理大臣のあまりに短い交代や、言動の軽薄さが目立って国民にすっかり嫌われ、ついに政権の座を明け渡してしまった。しかし、その民主党の為体(ていたらく)ぶりをみて、やっぱり自民党と思う国民が増え出したということなのであろう。
 この原稿を書いている時に、秘書から電話があって、自民党政経塾の入塾希望者がすでに二百名にも及び、定員の二倍、満員で「どうしましょうか」というのである。来年は地方選挙もあり、今後、更に増え続くと予想されているともいう。
 私が塾長になって五年目、精根を尽くし努力して来たが、毎年増加の一途をたどり、今や、大変な人気となっている。いささか鼻を高くしているが、こんなに期待されたら逆に責任重大、私の心中はまさに「うれしい悲鳴」をあげているといったところである。

 ところで、世の中、現金なもので、自民党が政権を追われると、手の平をかえすように、距離を置こうとする団体が出てきたりする。
 自らの集団を守る為には、時の政権に出来るだけ近づいた方がいいと考えるのは当然だから、政権を追われた自民党の方が悪いのだが、そうはいっても寂しい限りだ。
 一番近い存在だったのが、日本医師会だが、会長選挙で私達を最も理解してくれていた唐沢祥人氏が敗れ、民主党支持派の茨城県医師会長原中勝征氏が当選した。
 小沢一郎幹事長を中心に、支持団体の仕分けが猛烈で、民主党を支持しないところには露骨な冷遇処置が始まっている。
 日本の医療全体を議論する中医協(中央社会保険医療協議会)から「日医」をはずすという極端な動きもあったが、今度の会長選挙にこれが大きく影響したことは間違いない。
 歯科医師会は、いち早く民主党支持に舵を切ったが、診療報酬改定で直ちに有利になった事実もある。
 幸い、私の地元には早くから「区民の健康を守る会」という団体が誕生し、今も強力に自民党を支持している。医師会、歯科医師会、薬剤師会、接骨師会と、健康にたずさわる団体が全て集っていて、ありがたいことに今も不動である。
 私の好きな言葉に「雨の降る時に訪ねてくれる友を大切にせよ」というのがあるが、逆境の時に支えてくれる人々を大事にしなければならないと強く思っている。
 いずれにせよ、自民党が頑張らなければこれからの日本は壊れる。
 こんな思いをこめて「えっ、こんな政治じゃ日本は駄目になる」と少し過激なタイトルの拙著を五月下旬に出版することになった。
 角川学芸出版からだが、一人でも多くのみなさんに読んで欲しいと、今から願っている。