言いたい放題 第41号 「ハレンチ中井大臣、辞職せよ」

 数日前、週刊新潮からの取材があった。
 「深谷さんは、かつて国家公安委員長という大臣をやられましたが、その役割をお聞かせ下さい」というのだ。
 なんでだと聞いたら、実は、鳩山内閣の中井洽国家公安委員長にまつわる女性とのスキャンダルだというのだ。これには、ビックリした。
 すでに書いたように、今の民主党をあらわす「ゼネコン、マザコン、日教組」の3大ばなしに、今度は、女性スキャンダルかよと、いささかあきれて絶句してしまったのである。
 記者が私に一番聞きたかったのは、日本のセキュリティを預かる中井大臣の危機管理能力が皆無なのだが、それでいいのかという点であった。
 勿論、お話にならないことで、まず国家公安委員長は、全国25万人の警察官の頂点に立つ、いわば親玉で、それが、公序良俗に反する行為など許される筈もないことなのだ。
 女性とのみっともない関係は、その後発売の週刊新潮4月1日号に詳細に出ているので見て欲しいのだが、なんと、くだんの女性に赤坂の国会議員宿舎のカードキーまで渡し、何度も宿舎に出入りさせていたのだ。
 家族や秘書といった関係者以外の人にカードキーを渡すこと自体違反だが、国家の機密を知る立場の大臣だけに、どんな秘密情報が流れるか分からない。実は重大な話なのだ。
 私が同職にあった時、絶対に必要なことは、常に機密を保持することであった。
 総理を中心とする安全保障会議のメンバーでもあり、警察関係だけではなく、国の安全問題まで含めて仕事の範囲は広い。
 あらゆることを知る立場にあるのだが、あえて捜査等、具体的な警察業務については首をつっこまない。「君臨すれども統治せず」の立場を常に堅持したものである。
 自分の愛人が議員宿舎に勝手に入れるということは、彼の持つ様々な資料にも目を通せるということで、こんな危険なことはないではないか。
 彼は、羽田内閣では法務大臣もつとめているが、細川政権といい、鳩山政権といい、こんな危ない大臣を抱えていたとは、まずその内閣の価値や品位が問われるというものだ。
 彼は現在、防災担当大臣や拉致問題担当大臣も兼ねている。
 女性とデートして、映画を観ていた3月14日、震度5の福島県沖を震源とする地震が発生している。一体、こんなお粗末な人が大臣とは・・・。もはや言葉もない。
 中井大臣は、24日、平野官房長官に呼ばれ説明を求められたのだが、記者団の質問に「何か問題があるのか、私は独身だし、飲み食いは全部自分のお金だ」と、訳の分からないことを口走っている。
 確かに現在は独身には違いないが、良妻と評判だった奥さんは、平成10年、自ら死を選んでこの世に居ない。
 「大臣を辞めないのか」との質問にも、「なんで辞めなければいけないんですか」と逆ギレの答えしか返ってこない。
 ちなみに、週刊新潮での私のコメントは、「国民の安全と安心を守るべき立場にある者が、女性を宿舎に連れ込んだり、カードを持たせたことが事実であれば、直ちに大臣を辞めるべきです」。
 30分以上語ったのだが、出たのはわずか6行だけ、少し残念だが、一番言いたかったことは、鳩山首相が直ちに辞めさせるべきだということだから、まあ、私の意は通じるか、といったところである。

 私に言わせれば、こんな大臣はすぐ辞めさせるべきだし、なによりも政治家の資格なし、代議士も辞めるべきだと思っている。
 さて、中井氏、一点の良心が残っているか、鳩山首相に決断力があるのか、ここは注目しなければならないことだ。