言いたい放題 第6号 「テレ朝で、久しぶり?の私」

 10月16日、朝8時からのテレビ朝日「スーパーモーニング」で、比較的長く、意外に丁寧に、私のことが取り上げられた。
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 色んな人から、「元気な姿が見られて嬉しい」と、ありがたい反応もあった。
 私自身は、それなりに忙しく、元気一杯で暮らしているのだが、みなさんにとっては、「あの人は今!?」状態なのかもしれない。少し早すぎるとは思うのだが・・・。


091024bインタビュー.jpg テレビの中味は、前日(10月25日)決まった神奈川、静岡の参議院補選を受けて、「これからの自民党の行方は?」といったテーマである。
 なにしろ、鳩山政権発足後、初の国政選挙として注目されていたから、まさにタイムリーな番組だった。しかし、私への取材はその投票日前日の24日から次の朝までで、まだ本当の結果が出ていた訳ではない。
 近頃は、選挙前の調査で、事前にほとんど当落が決してしまう。前回の衆議院議員選挙も、出口調査とやらで、投票締め切りと同時に当確がテレビで発表された。民主党2勝を前提としての今回の取材は、まさにこのパターンであった。


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 今回の取材は、丁度、私が塾長をしているTOKYO自民党政経塾の恒例の合宿を行っている箱根湯本ホテルであった。カメラマンを含む3人の記者さんは、泊まり込みの熱心さであった。


 かつて、平成5年、今から16年も前だが、自民党が下野し、細川護煕総理を中心とする新政権が華々しく誕生した。
 70%以上の支持を集め、大きな時代の変化を思わせ、これは長く続くと大方が考えていた。だが、その時、政権打倒を訴え敢然と立ち上がった政治家が居た、それが深谷隆司だ!ジャーン(当方で勝手に入れた擬音)といった感じのテレビであった。
 若き日の私(といっても56歳、なかなかイケメン、今と比べて・・・)が、予算委員会で、猛然と質問をしている。
091025d合宿講義.jpg その隣で笑っている野中広務氏の姿もあった。これは細川総理証人喚問の折のものである。
 当時、証人喚問は静止画像の時代であった。そこで、いかにも質問しているような風景を事前に撮るのだが、なんとその時の動く画像も流されている、私も初めて見る映像だ。
 テレビ朝日は、実に膨大な映像を資料として保存しているのだと、この点にも驚かされた。

091024e懇親会.jpg 今回の合宿会場の講義中の姿や、朝6時半からのラジオ体操まで紹介され、その間、何度か、私のインタビューが続いた。
 私は細川政権と鳩山政権は非常に似ていて、共通点があると感想を語った。意見の異なる人達が集っているのが今の鳩山政権だが、細川政権も8党会派から成り立っていて、だから何事についても意見の集約が困難であった。その為に、特に最重要の新年度予算案がまとまらない。消費税がネックであった。
 予算案の国会提出は、12月に出せず、1月、2月も過ぎて3月まで持ち越され、実質の審議に入ったのはなんと5月のことであった。
 しかも、この間、突然、国民福祉税7%を未明の記者会見で発表し、批判を受けると、直ちに撤回するというお粗末ぶりである。これでは日本の前途は危ういと、われわれは必死で追求したものだった。
 その上、次々と総理自身のスキャンダルが報道される。
 ついに進退窮まった細川総理は、わずか政権誕生8ヶ月で退陣となってしまった。
 退任直前に、予算委員会は細川総理の証人喚問を決めていた。
 辞める人へのこれ以上の追求はどうかと苦慮したものだが、党の決定と、皆に強く押されて、その憎まれ役も私が負わされたのであった。
 もっとも、この徹底した追求が、後に続く羽田政権を2ヶ月で追いやり、村山政権から、自民党政権の復活へとつながっていくのだ。


 鳩山政権が生まれてまだ1ヶ月、しかし、すでに政策の変更やら、方向転換等、公約違反が目立っている。
 その原因は、ほとんど党内の意見の相違か、閣僚達の軽率な発言の結果である。その上、鳩山氏に関わる明らかな政治資金規正法違反疑惑は、連日、新聞マスコミの1面をかざっている。
 だから、予算委員会で、国民の皆様に伝わるように、これから始まる臨時国会で堂々と追求することが、「まず第1歩のチャンスだ」と私は思っているのだ。

091025fラジオ体操.jpg ただ、こうした追求には、よほどの決断と度胸がいることで、今、生き残っている議員達に、そんなパワーがあるのかが問題だ。
 記者の質問に、「現状を見ると、どうも心配、まだ軟弱かな・・・」と答えた。
 その時代時代に、マスコミの反応や、世論の動きに耳を傾けることは大切だが、政治家が「これが国の為に必要だ」と信じた場合は、憎まれようと、嫌われようとそんなことを恐れずに、堂々と論陣を張っていくことは大事なことだ。
 なんとか、みんなで頑張って欲しいものだと外野から密かに祈っているが、そんな私の心が、少しは伝えられるような番組であった。

 だから、テレビ朝日、私は好きなのだ・・・・・・?