言いたい放題 第3号 一途に咲いて

 文京区ビーチボール大会に久しぶりに参加した。

091018入場風景.JPG 選挙以来少し出不精になって、出来ることなら会合を避けたいと思ったりしている。

 随分長いこと、朝から晩まで、あまりに多くて真っ黒な予定表に、追われるように働いてきた反動かもしれない。もう一つは、選挙のあれこれをいちいち語ることが正直億劫(おっくう)で気が重いからだ。


 ビーチボールは、富山県朝日町が発祥の地で、誰でも何処でも出来る平易さから、あっという間に全国に広がった。特に東京の中では文京区、台東区がその中心になって盛んである。

 私は縁あって、当初から応援を続け、今回のこの大会も「深谷杯争奪大会」と銘打っている。

 その上、文京区ビーチボール連盟の会長は、20年近く私の秘書を務め、ついにこの間の都議会議員選挙で4年ぶりに返り咲いた中屋文孝君である。これでは惚(とぼ)けて欠席という訳にはいかない。
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[深谷杯の返還]

 会場には、800名を超える女性を中心とする選手達がつめかけて、落選したばかりの私の風情はどうかと注目しているように・・・、私には見えた。


 挨拶に立った私は、まずビーチボール大会の成功を期待していると語り、次に今、私にとって一番苦手な選挙についてふれた。
 「過日の選挙で、ビーチボールのメンバーには献身的な支援を頂いて感謝あるのみ。にもかかわらずお応えできなかったことをお詫びする」。
 続いて、自分の好きな宗教詩人坂村真民の詩『花』を引用して、今の心境を語ることにした。

「花には散ったあとの悲しみはない。ただ一途に咲いた喜びだけが残るのだ。」

 戦いにやぶれたことは無念だが、私は悲しまない。長い年月、国の為に一途に働いたことを誇りに、喜びにしている。
 「これはビーチボールで競うあなたたちにも共通している。勝ち負けよりも、如何に一途に努力したか、だけが大切なのだ」と結んだ。

091018挨拶.JPG 私は選挙結果が確定したとき、大勢のテレビカメラの前で、報道陣に向かって「この度の選挙で、みなさんの応援のおかげで、為すべき事を全力で果たし、いささかの悔いもない。選挙そのものも百点満点、結果は無念だが、今の心は明るく爽やかだ」と語った。

 自民党の議員のうち、3分の2が落選するという大敗北で、テレビに映し出されたその光景は、ほとんどが涙と弁明の暗いものであった。

 どんな時でも、明るく爽やかに・・・。私が頑なに守り通した姿勢であったが、「それが良かった」という反応も多かったように思う。


「花には散ったあとの悲しみはない。ただ一途に咲いた喜びだけが残るのだ。」

人前で初めて語った詩だが、もしかしたら、実は私自身に語りかけていたのかもしれない。