第838回「新型肺炎異変」

 深谷隆司の言いたい放題第838回

 「新型肺炎異変」

 安倍首相は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、3月2日から春休みまで全国の小中高、特別支援学校を臨時休校とするよう要請した。すでにスポーツ、文化イベントの中止、延期、規模縮小などの要請も行っている。

 マスコミはこうした問題を取り上げて、相変わらず評論家とやらが賛否両論で口角泡を飛ばしている。「後手後手」だと政府対応を批判しているかと思えば、逆に学校閉鎖など弊害が大きく「急すぎる」と批判する。なんとも不毛な議論ばかりで、それをさも得意げに語る姿には辟易する。約1300万人の子供を守り、在宅の老人たちへの配慮も含め、必定の対応だ。これらに対する経済的支援も行うと、責任をもって安倍総理は発言している。信頼し協力しようではないか。

 急速な拡大か終息に向かうのか、今はまさに勝負時である。いわば壮大な社会実験に国民全体が参加するという覚悟でこれに臨むことが必要だと思う。

 自民党政経塾の15期生卒業式は3月3日の予定であったが1か月伸ばすことにした。いくつかの講演もすべてキャンセル、家内と京都旅行の予定があったがこれも取りやめた。孫たちにも手洗い、消毒を徹底させ私の周囲も自己防衛に努めている。

 逆に少し時間がとれるようになった。さてどのように過ごそうか。過剰に神経質になるのも考えものではある。周りに感染者が大勢いるわけでもないのだから、老人は抵抗力をなくさないよう散歩などが必要と医者が言っていた。次なる講演の資料集め、原稿づくり、読書、そして適当な運動、夜はみんなで一杯・・・思えば結構忙しい。


 徳真会の松村先生に依頼されて東西南北の守り神、150号の「青龍」「白虎」「朱雀」を描き上げ、3月26日には石巻診療所で最後の「玄武」除幕式を行ったばかりだ。これに新潟の新津診療所に300号の「昇龍」も加え6年がかりですべてを仕上げたことになる。これからはまた新たな絵に挑戦することもいいかと思う。

 感染症騒ぎで、ともすると心が滅入るが、陽転思考に切り替え前向きに生きるように皆にも伝えよう。


 それにしても不遜なのは中国だ。世界の国々(51か国)にこれだけの危機を与えたのに一言の謝罪も無い。習近平国家主席は4月上旬に国賓として来日予定であったが、「環境が整わず」とやらで延期になるようだ。3月予定の全国人民代表大会(国会)すら開けないのだから来られる筈もないではないか。

 韓国は日本のウイルス対策を「安倍政権の小手先対応」などとあげつらい、日本への旅行留意の警報まで出していた。しかし、中国を超えるペースで増え続け今や感染者3526人(3月1日現在)、世界で2番目の感染国になった。日本の挙げ足を取っている韓国が、結局は自分たちで転んでしまうのがいつものことだ。昨日、文大統領が「共に危機を克服しよう」と日本に呼び掛けたという。少しは反省したのだろうか・・・?あてにはならない。



第837回「新型肺炎騒動」

 深谷隆司の言いたい放題第837回

 「新型肺炎騒動」

 新型コロナウイルスに対して政府は水際対策を続けていたが、どうやら懸念していた市中感染の可能性が高まってきたようだ。政府は国内感染拡大に向けた早期発見と治療のための医療体制の整備に軸足を変えるという。しかし、そんなことは最初から分かっていること、一体厚労省は何をしているのか。すべて後手後手になっているようで歯がゆくてならない。

 あきれたことにこんな時でも国会は「桜を見る会」などの追求で紛糾している。12日の予算委員会で立憲民主党の辻元清美に「意味の無い質問だ」と安倍首相が自席で発言、審議ストップとなってしまった。

 かねてから私も野党の失礼な質問ぶりに不快感を持っていたが、「タイは頭から腐る、ここまで来たら頭を変えるしかない」など不見識、無礼な言い方で、一国の総理に対する言葉ではない。石破元幹事長は「罵詈雑言があっても政府側は平身低頭して対応すべきだ」と言っていたが、なんでそんなにへりくだる必要があるのか。強いて私に言わせれば、あんなレベルの低い相手にムキになっていてはいけない・・・というところか。

 ドイツで日中外相会議が行われ、4月上旬に予定する習近平国家主席の国賓来日に向け、緊密に連携して準備を進めることを確認したという。依然としてコロナウイルスが猛威をふるっている中国、そのことで一番迷惑を受けている日本、どう考えても訪日を取りやめにすべきだと思う。

 共同通信社の世論調査で内閣支持率は41%と急落した。その背景は何か、政府はしっかり考えなければいけない。


第836回「中国について思うこと」

 深谷隆司の言いたい放題第836回

 「中国について思うこと」

 新型コロナウイルス問題が毎日の話題の中心になっている。これだけ世界を不安に陥れたのは、中国の隠ぺい体質が原因である。12月末の時点で武漢の医師8人が原因不明の肺炎への警戒を呼び掛けたが、公安当局が「事実でない情報を流した」と訓戒処分にしてしまった。あの時から真剣に対応していたら事態はもっと違っていたと思う。とんでもないことである。

 1月29日、チャーター機第1便で帰国した日本人206人、そのうち3人が感染していた、1%以上だ。武漢の人口1100万人、その1%と考えれば患者数は11万人以上のはず、私はその時点から中国の発表数は嘘だらけと批判してきた。今やその数はうなぎ上りに増え続け、間もなく4万人を超えるであろう。次第に数合わせしているように思えてならない。

 2005年、私はこの武漢にある国立華中科技大学の名誉教授を務めた。ここには世界最大の水力発電の「三峡ダム」がある。彼らは自慢していたが、100万人の強制立ち退きを平然と行い、2兆5200億円の建設費を住民の特別税でまかなった。しかも当時から共産党幹部が私腹を肥やしたといわれていた。わずか11年しかたっていないのに全体が湾曲し始め、地滑りや土砂崩れが起こっている。手抜き工事かといわれているが崩壊したら未曾有の大災害になる。上流地域には3000万人が住む重慶があり、ここから生活排水、工場排水が流れ巨大なため池となっているのだ。

 覇権主義、共産党一党支配の中国には、我々が知らない様々な問題がある。今回の感染問題は、まさに中国の本来の姿の一端を垣間見せた。

 軍事的脅威だけでなく、中国には不安な要素があまりに多い。ことについて、日本は真剣に考え対応していかなければならない時が来ている。

 「政治家諸君、しっかりやってくれ!」、心からそう叫びたい


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