第1018回「自民党新総裁」
深谷隆司の言いたい放題第1018回
「自民党新総裁」
27日、自民党は岸田文雄首相の総裁任期満了に伴う総裁選を行い、第28代総裁に石破茂元幹事長を選出した。
私がテロ特委員長の時、彼は防衛大臣で、その防衛に関する面での博学ぶりには驚いたものだ。ただ、質問の折に、野党の議員に防衛問題について要らざる説明までするので、「答弁だけしなさい」と何度か注意したこともあった。
11月で結党69年を迎える自民党だが、その党是は憲法改正である。周囲に脅威をもたらす国があるが、これにどう対応するか、現状は極めて頼りない状況にある。国家国民を守る力は自衛隊にあるが、その自衛隊は憲法に一文字も書かれていないのだ。
石破氏は10月1日に召集される臨時国会で首相に就任後、9日にも衆議院解散に踏み切り、「15日公示、27日投開票」の日程で、衆議院選を実施する意向を固めたようだ。
当然、憲法改正を掲げて国民の信を問うことになる。
有権者のしっかりした支持のもと自信を持って憲法改正を断行する、まさに彼に課せられた大仕事である。その決断力と実行力に期待したいものである。
第1017回「あまりに暑くて」
深谷隆司の言いたい放題第1017回
「あまりに暑くて」
ブログの更新が無いと注意されたり、身体でも悪いのかと心配されたりした。
なんのことはない、あまりに暑い日が続いていたので、それでなくても、むし暑い自分の部屋に行くことをためらっていたからだ。
先に行って冷房をかければいいものを、歳をとると人間横着になって、そんなことまでめんどくさくなる。身体の方はいたって順調、安心されたい。
今、原稿を書こうとしているのだが、このところ世の中碌なことが無いことを改めて感じ筆が進まない気分にもなる。
たとえば兵庫県の齋藤元彦知事の暴君ぶりだ。会議の際、ネームプレートがマイクコードに当たって、わずかにずれただけで職員に当たり散らす。視察や出張の度、家族に持ち帰る弁当の「おねだり」までしている。こうした知事の問題を告白文章にして配った局長は退職間際にその地位をはく奪され3ケ月の停職処分になった。局長はその後「死をもって抗議する」というメッセージを残して自死した。しかも、他の課長も自死し、2ヶ月半で2人の職員が自殺するという異常事態が起こっているである。
この知事は大阪の財政課長を務めていたが、スカウトされて知事になった。知事は一国一城の主、権限を持っているから、軽薄なやつはその気になって暴君になりやすい。勘違いも甚だしいのだが、こんな男をスカウトした連中にも大いに責任がある。
県議会では齋藤知事への不信任決議案提出に向けた動きが進んでいるというが、一刻も早く辞職させなければならない。
第1016回「花火の日」
深谷隆司の言いたい放題第1016回
「花火の日」
週刊現代の今週号に私と茂木敏充自民党幹事長の対談が載っている。彼は私が通産大臣の時、政務次官として私を支えてくれた。今は立派な幹事長、次は「天下取りだ」と私は大いに発破をかけた。ぜひご一読願いたい。
それにしても最近の酷暑はどうだ。体温以上の温度が続いたりして、高齢の私など危険を避けて出来るだけ外出しないようにしている。
ただし、隅田川の花火の日は逆に早めに外出する。なにしろ花火を見る観客は100万人、私の家はすぐ近くだから、前を通る人の数は大変なものなのだ。
その上、5時半には田原町の交差点が交通止めになって車両も出せなくなる。だから花火から逃げるようにして早々に他出するのだ。皆とは真逆な行動で、今年も恒例のようにニューオータニでの家族会食会となった。
地元の花火大会から逃げるようにして会食、なんとなく中途半端な1日であった。