第848回「不愉快千万」

 深谷隆司の言いたい放題第848回

 「不愉快千万」

 黒川検事長の辞職のことだ。1月末、黒川氏の定年延長を閣議で決めた。黒川氏は「親安倍」だからダメだと野党は猛反発した。どこかの国と違って、今時、日本で、政府の力で検察を意のままに動かすなど考えられないと私は思うが。

 そんな時期に検察官を含む国家公務員全体の定年延長法案を国会に提出したから、話がこんがらがって大騒動になった。メディアはもちろん、俳優など有名人?までが反対論を挙げ、ついには検察OBまでしゃしゃり出た。

 松尾元検事総長などは「フランスの絶対王制を確立して君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿とさせる」だって・・・。なんとも時代錯誤、「老害」という言葉を「彷彿」とさせたのは私一人だけだろうか。

 最も不快なのが肝心の黒川氏の行動だ。緊急事態宣言が出された5月1日をはじめ、何回も記者たちと賭けマージャンに興じていたのだ。自分にかかわることで国会が荒れ、社会が混乱している時、自分はどこ吹く風だ。道徳観ゼロ、国家公務員倫理規定に抵触、賭博罪・・・、検察官の前に人格が疑える。怒りをこえてあきれるばかりだ。

 実は今日は、私らの結婚記念日(56周年)、そして緊急事態宣言解除を決めた日、本当はこれらの喜びを書きたかったのだが・・・残念。今夜は自宅で子や孫らと痛飲する予定。幸せだから、まあいいか・・・・・。



第847回「気の緩み」

 深谷隆司の言いたい放題第847回

 「気の緩み」

 5月17日、いつものように散歩に出かけた。特に浅草周辺を歩く。午後2時頃、天気がいい日曜日、前日までと違ってあまりに多くの人が出ているのにびっくりした。いつものように隅田川の遊歩道に出る。走っている人も多く、川沿いのベンチはすべて占領されて、マスクもしない男女が大声で騒いでいる。東京の繁華街の状況はどこも似たようなものだった。

 緊急事態宣言が39県で解除されて初めての休日だが、東京が解除されたわけではない。この日、東京都の感染者は5人、1日あたりの感染者が50人以下となるのは12日間と連続で嬉しいことだが、この数字はおおむね2週間前のもの、多くの人が「もう大丈夫」ととんでもない勘違いをしているのではないかと心配になる。 

 北海道がそうだったが、第2次感染拡大の危機が起ってからではどうしようもない。ここはしっかり身を引き締めて自粛を続けることが肝要である。

 日本の場合、比較的早くから感染者を出したが、他の国のように爆発的な感染は抑えられて、ぎりぎり持ちこたえてきた。強権を発動し、人権を無視した対策ではないのに、こうした成果を上げているのは、国民の高い衛生意識や公の精神だ。しかし、最近、公の精神が怪しくなってきていないか。

 「勘違い」で禍根を残すことないよう、お互い自戒したいものである。



第846回「人脈」

 深谷隆司の言いたい放題第846回

 「人脈」

 長い間生きて来ると人脈が広がる。私の場合政治家として50年も歩んできたから素晴らしい人脈に恵まれている。それを自分のために活用するのではなく、他人の為に活用できることは愉快ではないか。

 日本病院家具協会に所属する友人から、「病院から出される寝具等の消毒の一部を業者に依頼する旨の通達があったが、とても対応が出来ない」と連絡がきた。早速、辻清人衆議院議員に厚労省、特に大臣に陳情せよと連絡したが、すぐに返事があって「第一次消毒は病院が行うから感染等の心配はない。医療関係者の手が足りないので、あとは業者の協力を得たい、早く正常に戻すので深谷先生によろしく、との加藤大臣からの伝言もありました。」辻代議士は自民党政経塾塾生で私が選んだ後継者だ。

 院内感染者が多発した墨田区の山田記念病院、都議会議員時代に私も縁があったが、力を貸してほしいと依頼があった。選挙区である松島みどり衆議院議員、元秘書の中屋文孝都議会議員にすぐ対応するように指示、中屋君は墨田区の川松真一朗都議にも声をかけてくれた。その日の内にそれぞれの議員が直接病院、東京都と協議、なんと即日東京都から300枚の防護服と大量のマスクが届けられることになった。

 台東区は永寿総合病院で多大な感染者、死者を出したが、服部征夫区長と連絡、石塚猛議長ら自民党区議団が協力して、この1週間、感染者ゼロとなっている。

 この他にも枚挙にいとまがないが、人脈とはありがたいものだと改めて思う。いわば人脈は私の財産、大切にしていきたいものである。



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