第849回「コロナ異聞」

 深谷隆司の言いたい放題第849回

 「コロナ異聞 」

 自民党政経塾第15期生を迎えて、6月2日に開講式と初の講義を行った。と言ってもコロナ騒ぎ、初の試みとしてオンラインで行った。相手がいないところでの講義は初めてで苦戦したが、約130人の塾生のほとんどが聞いてくれて反応はまずまずであった。温故知新塾は2か月講義中止だったが、15日、渋谷のクオーツタワー9階と10階に分かれて行うことになっている。ようやく「育するを楽しむ」という私の本来の仕事に戻れると張り切っている。

 サンケイとFNNの世論調査で、安倍内閣の支持率はまた急落した。後手後手だと批判されながら、集会の自粛や一斉休校は世界に先駆けていたし、何よりも感染爆発を抑え、死者の数は世界で「不思議」といわれるほど少ない。黒川前東京高検検事長問題が足を引っ張ったとはいえ、安倍支持が低いのは残念だ。

 ステイホームでテレビ漬けだが、あまりにも安倍批判オンパレードで、これでは正しい世論は生まれないと痛感している。

 素人が論客と称して言いたい放題、特にテレビ朝日社員の玉川徹氏はお粗末だ。「コロナとの戦いは戦争に譬えられるが、戦力の逐次投入は失敗のもと、旧日本軍はそれで負けた」だって・・・、ピントが狂いすぎている。コロナの女王?岡田晴恵氏は、「経済対策より命だ」と盛んに言う。失業率が1%上がると自殺者が約4千人増えると言われていることも知らないのか。

 こうした扇動者について月刊誌「HANADA」が詳細記事にしている。是非一読を薦めたい。

 国難ともいうべき今、コロナ解決の為に政官はもちろん、国民が総力を挙げて協力し合うことが肝要なのである。







第848回「不愉快千万」

 深谷隆司の言いたい放題第848回

 「不愉快千万」

 黒川検事長の辞職のことだ。1月末、黒川氏の定年延長を閣議で決めた。黒川氏は「親安倍」だからダメだと野党は猛反発した。どこかの国と違って、今時、日本で、政府の力で検察を意のままに動かすなど考えられないと私は思うが。

 そんな時期に検察官を含む国家公務員全体の定年延長法案を国会に提出したから、話がこんがらがって大騒動になった。メディアはもちろん、俳優など有名人?までが反対論を挙げ、ついには検察OBまでしゃしゃり出た。

 松尾元検事総長などは「フランスの絶対王制を確立して君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿とさせる」だって・・・。なんとも時代錯誤、「老害」という言葉を「彷彿」とさせたのは私一人だけだろうか。

 最も不快なのが肝心の黒川氏の行動だ。緊急事態宣言が出された5月1日をはじめ、何回も記者たちと賭けマージャンに興じていたのだ。自分にかかわることで国会が荒れ、社会が混乱している時、自分はどこ吹く風だ。道徳観ゼロ、国家公務員倫理規定に抵触、賭博罪・・・、検察官の前に人格が疑える。怒りをこえてあきれるばかりだ。

 実は今日は、私らの結婚記念日(56周年)、そして緊急事態宣言解除を決めた日、本当はこれらの喜びを書きたかったのだが・・・残念。今夜は自宅で子や孫らと痛飲する予定。幸せだから、まあいいか・・・・・。



第847回「気の緩み」

 深谷隆司の言いたい放題第847回

 「気の緩み」

 5月17日、いつものように散歩に出かけた。特に浅草周辺を歩く。午後2時頃、天気がいい日曜日、前日までと違ってあまりに多くの人が出ているのにびっくりした。いつものように隅田川の遊歩道に出る。走っている人も多く、川沿いのベンチはすべて占領されて、マスクもしない男女が大声で騒いでいる。東京の繁華街の状況はどこも似たようなものだった。

 緊急事態宣言が39県で解除されて初めての休日だが、東京が解除されたわけではない。この日、東京都の感染者は5人、1日あたりの感染者が50人以下となるのは12日間と連続で嬉しいことだが、この数字はおおむね2週間前のもの、多くの人が「もう大丈夫」ととんでもない勘違いをしているのではないかと心配になる。 

 北海道がそうだったが、第2次感染拡大の危機が起ってからではどうしようもない。ここはしっかり身を引き締めて自粛を続けることが肝要である。

 日本の場合、比較的早くから感染者を出したが、他の国のように爆発的な感染は抑えられて、ぎりぎり持ちこたえてきた。強権を発動し、人権を無視した対策ではないのに、こうした成果を上げているのは、国民の高い衛生意識や公の精神だ。しかし、最近、公の精神が怪しくなってきていないか。

 「勘違い」で禍根を残すことないよう、お互い自戒したいものである。



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