第733回「小池独裁政党か」

 深谷隆司の言いたい放題第733回

 「小池独裁政党か」


小池知事が特別顧問を勤める地域政党都民ファーストの会が荒木千陽都議を新代表に選んだ。ところが13日に開かれた議員総会で「一部の意向で密室で代表が決まった」と珍しく批判の声が起こった。

都議選前、小池人気で戦うため自らが代表に就任、選挙が終わると側近の野田数知事特別秘書が代表に就任、さらに今度は荒木代表とめまぐるしい交代劇となった。この人も小池氏の元公設第一秘書と側近である。人事を決めたのは小池氏と2人の幹部のみ、所属議員には事前に全く知らされず、同日午後メールで報告があっただけだという。所属議員には言論統制まで敷かれて、記者が何を聞いてもノーコメント、いくら素人集団とはいえ、これでは政党の体をなしていない。

密室で様々なことが決まるブラックボックスだと都政、特に自民党都連に対して散々批判をしてきたのに、天下を取ったらあからさまな独裁体制を敷く、いまやブラックボックスは都民ファーストの会なのである。

都政は二元代表制で、知事も都議もそれぞれ都民が選出する。大きな力を持っている知事に対して、都議会が緊張感を持って対応し、都民の意思を反映させてチェックすることが二元代表制の意義である。

55人と最大政党になった都民ファーストの会、小池知事の「言いなり集団」では、まさに都民への裏切り行為、あきれるばかりである。


一方、選挙で大敗北を喫した自民党都連、下村会長の辞任に伴い、次期会長をどのように決めるか、様々な意見が出されている。

丁度、私が孫に乞われてハワイ旅行に出かけていた最中、支部長常任総務会が開催され、新たに「会長選考あり方検討委員会」が発足、そこで協議をすることになった。なんとその委員長が満場一致で私に決まったのである。何かがあると最高顧問の私にお鉢が回ってくる。ありがたいことなのか、困ったことなのか、まあ、役立つ内は皆の期待に応えてしっかり努力しようと思っている。

13日、11時から早速第1回の会合を開いたが、1時間以上議論続出、久しぶりに活気が出たようで嬉しかった。

会長選挙は党員参加の「開かれた形」で行おうということになった。10月早々に2回目の会を開き、今回の議論を踏まえ、私から具体的な案を示す予定だ。  

都民ファーストの会の騒ぎと偶然同じ日であったため、大変な数の記者やテレビカメラに囲まれて、私が記者会見をしたが、ニュースには全くのらず、もっぱら話題は都民ファーストばかりであった。

立派な会長選挙を行い、これを自民党都連再出発のスタートにしたいと思っている。

閑話休題、会が終わって会長室で何人かの人が残って懇談、席上、

松本文明代議士「会長には深谷先生が適任、他に人はいません」

私「悪い冗談はやめてくれ、この老人にそんなことを言うのは死ねということだ」

松本代議士「いいじゃないですか、これだけ長く生きてきたのですから」

私「・・・・」。

愉快な仲間達ではあった。




第732回「多事多端」

 深谷隆司の言いたい放題第732回

 「多事多端」


都議選の雪辱を果たすため、和泉ひろし君は4年後に向けて再出発したが、そんな彼を支えるために敢えて私の秘書になってもらった。政界を引退して今更秘書は必要ないのだが、いわば私の話し相手だ。早速ゴゴスマ出演で名古屋まで同行してもらったが、自分の歳を考えると安心感があってよかった。勿論7割は自分の選挙活動で過ごすよう言ってある。

留守を託して、倅隆介一家とハワイ旅行を楽しんだ。20年ぶりのハワイだが孫達と過ごすだけで、家内と私、大満足であった。

相変わらず食い道楽の私たち、毎夕、レストランに通い美味と酒を楽しんだ。中でも、もっとも印象的であったのが柳寿司で、なんとここには世界の有名人に混じって私の写真が昔のまま在ったのだ。総務会長時代の色紙も飾られていたが、思い返せば19年ぶりのことである。超満員の店だが店主は大歓迎で、昔のあれこれで話が弾んだ。

わずか4泊だったが素晴らしい旅であった。


帰国すると、下村都連会長から連絡があった。彼の辞任に伴って役員選挙が行われるが、「会長選考あり方検討委員会」が支部長常任総務会で作られ、その委員長に私が満場一致で決まったとのことであった。

ややこしいことはもう沢山と思っているのだが、みんなの総意ならやむを得ない、無理難題を承知で引き受けることにした。


いよいよ、私の著書「本当はすごい日本人」が出版され、各書店に出されたという。徳真会の松村先生や柔道の山下泰裕氏が推薦文を書き、出版元の幻冬舎が特に力を入れているから、きっと多くの人に読んで貰えると思う。

私が塾長をつとめる「温故知新塾」で、1年間、語り続けた内容だが、学校で教えない日本の真実の歴史、神代の時代から営々と続く日本人の素晴らしい生き様を、自分の遺書のつもりで心をこめて書いている。出足は好調のようで近く新聞広告も出る。期待で今私の胸は弾んでいる。


帰国した翌日、北朝鮮がミサイルを発射し、日本を通過して太平洋に落下したとの報で大騒ぎとなっていた。無知無謀な金正恩、米領グアム沖へのミサイル発射計画を公表していたが、トランプ政権の迎撃や報復を恐れたのだ。日本なら、事前通告無しのミサイル発射という暴挙を仕掛けても、絶対に攻撃される心配がないと見越してのこと、なめられたものである。

果たして米国は、自国の犠牲を覚悟してまで日本を守ってくれるだろうか。

 日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会がワシントンで開かれたが、河野・小野寺新コンビは頑張って成果を挙げたと思う。しかし、肝心なことは、北朝鮮の脅威に対して日米が守りあう態勢をとることが出来るかだ。

その為には集団的自衛権の行使を含む自衛隊の役割拡大、ミサイル防衛のための陸上配備型「イージス・アショア」の早期導入、敵基地攻撃能力導入、防衛費増額など日本自らが防衛力強化に動かなければならない。

それが出来るのか、これは安倍政権にとって重大な試金石であり、国民の理解と覚悟の問題なのである。

北朝鮮の暴挙をただ驚き騒ぐだけではいけない。この機会に、皆で国家国民の安全について真剣に取り組む必要があると強く思っている。





第731回「韓国ぎらい」

 深谷隆司の言いたい放題第731回

 「韓国ぎらい」


昔は韓国要人に知己も多く、通産大臣を辞めた後など、何人かの大臣や財界のトップが私ら夫婦を招いて、ソウルで慰労会まで開いてくれたものだった。

大臣時代、国際会議等で私は特に韓国要人と協力し合い、両国にとって有利な答えを引き出したことも多く、一衣帯水の隣国として深い友情を抱いていた。

だがそんな思いは、正直消えつつある。

近年、韓国はすっかり様変わりして、日本を意識的に敵視するような傾向が強くなっている。政権の不人気を挽回させるために日本たたきが一番有効と思っているかのようである。

これまで日本は韓国国内の政治状況に左右され、そのたびに振り回されてきたが、もう限界を超えている。そんな韓国のご都合に合わせて右往左往することは金輪際やめるべきだと思っている。

当然のことだが日本人の韓国ぎらいは一層増えている。はっきり言って、日本人が韓国ぎらいになることは、彼等にとって大きな痛手になるのであって、日本にとって多少の不都合はあっても決定的に深刻なことではないのだ。

韓国が日本統治から開放された記念日と称する「光復節」の記念式典で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「慰安婦や徴用工の名誉回復、補償などが、国際社会の原則にあたる」と発言した。国際社会の原則とは、国同士の約束を守ることを言うのだが、あきれた勝手な発言である。

1965年の日韓協定で、戦後補償問題は「完全かつ最終的に解決された」と明記されている。日本が供与した無償資金3億ドルには個人の被災補償問題の解決金も含まれているのだ。

2005年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下での日韓請求権協定には徴用工も含まれ、賠償を含めた責任は韓国政府が持つべきだとの政府見解をまとめている。当時の主席秘書官は文大統領なのである。

韓国最高裁の判断は内外から疑問の声が多い。韓国では司法裁判まで民意に左右されているが、文大統領はその裁判の結果に基づいて問題を蒸し返そうとしているのだ。

大体、「強制労働」とか「強制動員」という言葉自体誤りである。当時の法令「国民徴用令」に基づいて、合法的に国民全体に行われたのが勤労動員なのである。

2015年年末、慰安婦問題も「最終的かつ不可逆的な解決」と日韓合意している。

にもかかわらず、日本大使館前や釜山の総領事館前の慰安婦像はいまだ撤去されず、それどころか文政権発足後、慰安婦像は韓国内の各地に次々と増設され、新たに徴用工像も設置され始めた。最近では慰安婦の人形を乗せた路線バスまで登場し、市長が記念乗車までする異様さだ。もうそんな国には行きたくもない。

北朝鮮の核や大陸間弾道ミサイル開発で朝鮮半島は今大変な危機にある。その北朝鮮と日韓政府の解決済みの問題を共同調査までしようというのだから、頭が狂っているとしか言いようがない。

一方で、文大統領は対日外交では経済や安保を切り離す「ツートラック政策」を志向しているという。勝手な話だが、明らかに韓国経済が上手くいってないからである。

韓国ぎらいはあちらの所為、しばらくは放っておくに限ると思っている。




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