第687回「ついに81歳」

 深谷隆司の言いたい放題第687回

 「ついに81歳」


今日、929日、晴れて?81歳の誕生日を迎えた。恒例の誕生会は出席者を出来るだけ縮減することにしたが、それでも今夕はオータニホテルで華やかなパーティーになるようだ。

幸い心身ともに全く順調、これも家族の愛と、多くの友人の支えと、そして なによりも、次々とやるべき仕事が舞い込んで、現役時代と変わらない超多忙さ故ではないかと思っている。

なんといっても一番の仕事は若い人たちを「教える、育てる」ことだ。東京自民党政経塾塾長は既に11年目、100人定員の塾生は、倍の応募で常に満員の盛況、卒業生は1600人を越え、国会議員8人、地方議員130人以上と、各所で活躍している。

今年、徳真会の松村理事長からの依頼で、渋谷クォーツタワーで「温故知新塾」を開いたが、来月で1年間の講習を終える。既に来年も続けることで新人募集に入っている。(申し込みは03-6431-9809

テーマの「日本のかたち」の講義をまとめ、来年春には幻冬舎から、私にとって11冊目の本が出版されることが決まっている。

大阪経済大学や、関西大学の講義で大阪をとんぼ返りしたり、各所の講演依頼にも応えている。

近年格別に多い仕事は自民党都連最高顧問としての役割だ。2度にわたる知事選挙では選対本部長をつとめ、今回敗れて会長、幹事長らが辞任すると、後の人事を任され選考委員長、ようやく下村会長、高島幹事長を決めたばかりだ。

当然小池知事についてのマスコミの取材が殺到、新聞、週刊誌のほかに、27日はテレ朝のワイドスクランブルで45分間、スタジオで熱弁をふるった。

「よく言ってくれました」と八木局長はじめ自民党国会議員や都議から感謝の電話が続いて満足。スーパ−Jチャンネル、TBSの「あさチャン!」など、取材で自宅にまで押しかけての長時間インタビュー、その割に放映時間はわずかだが、多くの友人達から「元気な顔が見られてよかった」と連絡が入って、これはこれで嬉しいことだった。

引退後、一応各団体の役職は次々と辞退したが、二所ノ関部屋後援会長、横綱白鵬、大島親方(旭天鵬)、ちゃんこ店を始めた増位山等のつき合いは、相撲好きの私だから縁は続く。大鳥神社総代など新しい依頼にも応じた。護国寺、浅草寺、箱根神社、京都の護王神社等、神社仏閣は特に大事にしている。

趣味の世界では絵画だが、昨年の龍に続き今年も150号の虎を書き、これは仙台の徳真会のデンタルクリニック正面玄関に飾られている。タップダンスの練習にも励んでいるが、81歳のタップはギネス入りではないか。

ともかく天寿を全うするまで、張り切って生きるつもり、全てに感謝である。




第686回「うそつき、騙しに怒り」

 深谷隆司の言いたい放題第686回

 「うそつき、騙しに怒り」


築地市場の移転先の豊洲市場で、土壌汚染対策として実施していたはずの盛り土が、なんと主要施設下で実施されていなかったことが分かり、大問題になっている。

 平成20年に開かれた専門家会議では、ベンゼンなどの有害物質への対応策として建物下に計4.5メートルの土を盛るよう提言し、都はその通り実施していた筈であった。ところがなんと3分の1の部分が空洞で、しかも水漏れなど、揮発性のベンゼンが漏れる可能性もある危険な状態になっていた。

当時の知事石原氏は「騙された」とテレビで語っていたが、一体誰が独断で決めたのか、誰が広報等で嘘の説明を続けさせたのか。おそらくこれ以外でもかなり多くの問題があるのではないか。 

小池知事は都議会自民党を敵役に仕立て、劇場型の選挙で勝利したが、本当の敵役は都庁の役人側にいるのである。

 この際、伏魔殿と言われる都庁を徹底的に洗い直してもらいたい。都議会自民党もこの面での協力は惜しまないと言明しているのだ。

 ところで、今週の週刊新潮は(922日号)、「小池百合子と知事金庫番が手を染めた特権錬金術」とのセンセーショナルなタイトルで、側近の水田昌宏氏の不可解な行為を特集している。

 政治と金にまつわる問題は看過できない。いずれ都議会の質問などで明らかにして欲しいものである。


 今、民進党の代表選挙が行われている。15日が投開票である。

政権を担当する力もないから、さほど関心もなかったが、なんと最有力候補の蓮舫氏が、台湾との二重国籍であることがわかって大問題になっている。

 今までの発言は嘘の連続で、「私は生まれ時から日本人」「台湾籍は18歳(後に17歳と訂正)の時抜きました」「昭和60年から日本人です」「台湾政府に国籍の有無を確認中です」など、発言がくるくる変わって、最後は二重国籍であることを認め、国籍離脱を申請していると言い、謝罪した。

 改正国籍法では二重国籍の人は22歳までに日本国籍か外国籍かを選ぶ必要がある。日本を選択する場合は国籍法16条により外国籍を離脱しなければならないとなっている。罰則こそないが法律違反であることは確かだ。

公選法でも多重国籍の除外はないが、自衛隊の最高指揮官である首相や、国家機密に接する閣僚が二重国籍であれば、情報漏洩や他国からの影響を受ける重大な懸念が生じる。

 彼女は平成22年、行政刷新担当大臣を務めている。その上、野党とはいえ党首になろうとしている。倫理観から見ても、政治家の資質の面から見てもこれは重大な問題である。

 近年、日本を取り巻く国際関係は微妙で、常に危機をはらんでいる。友好的といわれる台湾も島の帰趨について深刻な問題になっているではないか。

 国家間で何か事が起こったとき、一体どちらの国を選ぶのか。

国家国民を命がけで守るべき政治家として、二重国籍で平然と過ごしてきた蓮舫氏は許せないし、その神経を疑う。人気と知名度は抜群だがそれでいいのか。慄然としているのは私一人ではないと思う。



第685回「あわただしい動き」

 深谷隆司の言いたい放題第685回

 「あわただしい動き」


知事選挙の敗北から、責任を取って石原会長、内田幹事長等が辞任したが、次の新しい人事は私に委ねられていた。

選考委員長として、一定の間をおいて冷静に決めたいと、あえて時期をずらしてきたが、6日、7日両日委員会を開き、新人事を内定(改めて支部長・常任総務会の承認が必要)した。

新会長には下村博文元文科大臣を決め、幹事長は高島直樹都議、総務会長は萩生田光一官房副長官、政調会長は井上信治党副幹事長で、これは私の納得のいく顔ぶれであった。

ところが、マスコミは早速批判を始めた。想定内のことだが、高島氏は内田氏の側近、傀儡だというのである。

テレビで鈴木某評論家は、この人事は去年から出来上がっていた等、口から出まかせの発言をしていたが、決めた私から言えば呆れて物も言えないといった心境である。

高島氏は私がかつて開いた深谷政経塾(自民党政経塾の前身)の一期生で、気心の知れたよき後輩である。議長経験もあり、明るい快活な人物で、みんなの声を大事にする人材だ。

マスコミの取材に答えて、「知事とは円満な対応をする、なによりも都民目線で働く」と言っていた。「都民目線」は私が提案した言葉だが、それが彼の偽りのない思いなのである。

都連の幹事長は元々都議会議員枠、7日の朝、都議会自民党は総会を開き、満場一致で高島氏を決め、私に報告があった。だから当然のこととして受け入れたので、そこには何の思惑も配慮もない。彼は必ず期待に応えてくれると信じている。

小池知事は、築地移転の時期を117日から延期すると決めた。前回も書いたが、その理由は「安全性への懸念、巨額かつ不透明な費用の増加、公開不足」の3点だが、安全性以外は長期の検討を要する課題で、具体的な再開の日取りも明示されておらず、これでは業界関係者は大混乱に陥る。既に民間業者は数百億円も豊洲に投資している。延期しても豊洲市場の種々の費用は1700万円というから、これらの費用や補償を考えると、都の出資は膨大なものになる。延期は簡単なことではない、都民の血税がまた大きく使われる懸念があるのだ。

築地問題は今週の週刊新潮(915日号)に、私のコメントも含めて詳しく書かれているので参照して欲しい。

都知事の給料を半額にするという提案もするようで、これで又都議会が対応に苦慮している。都議の報酬より知事の額が少なくなるから、この条例案にどう対応したらいいのか困っているのだ。

おそらく都民は歓迎だろうが、報酬とはその立場にふさわしい額が設定されるべきもので、ただ減額すればよいというものではない。第一、知事には高い退職金が任期満了ごとに支払われるが、都議には退職金はない。ちなみに国会議員も、大臣も退職金はない。

行政府のトップの知事が給与減額するなら、その点から言えば、一斉に減額すべきは都の職員という理屈になるのだ。

選挙のときの公約は、票目当ての側面が多いから、現実と乖離がある。民主党政権が短期間で挫折したのもそのためだが、選挙で言ったから何でもそれを通すということだと、各所に亀裂や矛盾が出る。

知事当選以来、あわただしい動きが目立つが、短兵急に事を急ぐのではなく、もっと現実の場に足を据えて、知事にふさわしい思慮と、冷静な対応を考えていく事が必要だと思うのだが・・・。



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