第837回「新型肺炎騒動」

 深谷隆司の言いたい放題第837回

 「新型肺炎騒動」

 新型コロナウイルスに対して政府は水際対策を続けていたが、どうやら懸念していた市中感染の可能性が高まってきたようだ。政府は国内感染拡大に向けた早期発見と治療のための医療体制の整備に軸足を変えるという。しかし、そんなことは最初から分かっていること、一体厚労省は何をしているのか。すべて後手後手になっているようで歯がゆくてならない。

 あきれたことにこんな時でも国会は「桜を見る会」などの追求で紛糾している。12日の予算委員会で立憲民主党の辻元清美に「意味の無い質問だ」と安倍首相が自席で発言、審議ストップとなってしまった。

 かねてから私も野党の失礼な質問ぶりに不快感を持っていたが、「タイは頭から腐る、ここまで来たら頭を変えるしかない」など不見識、無礼な言い方で、一国の総理に対する言葉ではない。石破元幹事長は「罵詈雑言があっても政府側は平身低頭して対応すべきだ」と言っていたが、なんでそんなにへりくだる必要があるのか。強いて私に言わせれば、あんなレベルの低い相手にムキになっていてはいけない・・・というところか。

 ドイツで日中外相会議が行われ、4月上旬に予定する習近平国家主席の国賓来日に向け、緊密に連携して準備を進めることを確認したという。依然としてコロナウイルスが猛威をふるっている中国、そのことで一番迷惑を受けている日本、どう考えても訪日を取りやめにすべきだと思う。

 共同通信社の世論調査で内閣支持率は41%と急落した。その背景は何か、政府はしっかり考えなければいけない。


第836回「中国について思うこと」

 深谷隆司の言いたい放題第836回

 「中国について思うこと」

 新型コロナウイルス問題が毎日の話題の中心になっている。これだけ世界を不安に陥れたのは、中国の隠ぺい体質が原因である。12月末の時点で武漢の医師8人が原因不明の肺炎への警戒を呼び掛けたが、公安当局が「事実でない情報を流した」と訓戒処分にしてしまった。あの時から真剣に対応していたら事態はもっと違っていたと思う。とんでもないことである。

 1月29日、チャーター機第1便で帰国した日本人206人、そのうち3人が感染していた、1%以上だ。武漢の人口1100万人、その1%と考えれば患者数は11万人以上のはず、私はその時点から中国の発表数は嘘だらけと批判してきた。今やその数はうなぎ上りに増え続け、間もなく4万人を超えるであろう。次第に数合わせしているように思えてならない。

 2005年、私はこの武漢にある国立華中科技大学の名誉教授を務めた。ここには世界最大の水力発電の「三峡ダム」がある。彼らは自慢していたが、100万人の強制立ち退きを平然と行い、2兆5200億円の建設費を住民の特別税でまかなった。しかも当時から共産党幹部が私腹を肥やしたといわれていた。わずか11年しかたっていないのに全体が湾曲し始め、地滑りや土砂崩れが起こっている。手抜き工事かといわれているが崩壊したら未曾有の大災害になる。上流地域には3000万人が住む重慶があり、ここから生活排水、工場排水が流れ巨大なため池となっているのだ。

 覇権主義、共産党一党支配の中国には、我々が知らない様々な問題がある。今回の感染問題は、まさに中国の本来の姿の一端を垣間見せた。

 軍事的脅威だけでなく、中国には不安な要素があまりに多い。ことについて、日本は真剣に考え対応していかなければならない時が来ている。

 「政治家諸君、しっかりやってくれ!」、心からそう叫びたい


第835回「新型肺炎の猛威」

 深谷隆司の言いたい放題第835回

 「新型肺炎の猛威」

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続き、加速度的に死者と重傷者が増え続けている。

 政府はチャーター便を出したが、29日の第1便で帰国した日本人206人のうち男女3人が感染していることが分かった。

 中国共産党機関紙の発表によると31日現在8000人超が感染したとあるが、日本人帰国者の1%以上が感染している状況を見ると、そんな数字ではなくもっと膨大な数に上るのではないか。武漢市の人口1100万人、仮に1%とみたら、実に11万人になるのだ。

 習近平国家主席の防疫に向けた異例の声明、団体旅行の禁止をはじめ、特に武漢市は運転まで禁止の封鎖都市になったことを考え合わせると、事態はもっと深刻なはずである。すでに春節で延べ30億人が移動している、武漢閉鎖の前には500万人が市外に出ている。

 世界各地に広がっている状況についての世界保健機関(WHO)の反応は鈍い。世界に警鐘を乱打し、特に中国の隠ぺい体質に厳重注意を与えるぐらいのことをやらなければいけない。

 日本政府の対応も遅い。チャーター機の費用を一度は約8万円利用者に請求する予定であったが、批判を受けて政府負担を検討中(31日現在)とか、緊急事態に対して国が責任を持って対応するなど当たり前ではないか。帰国者に各国は2週間隔離が主流というが、日本では対応できず、千葉県内のホテルに宿泊させた時2人の相部屋した。これでは第3次感染が広がる可能性が高い。

 丁度第1便が到着の頃、国会の予算委員会で蓮舫議員は一切触れず、もっぱら桜を見る会の追求ばかりであった。政府への協力姿勢の全く希薄な野党の姿には憤りを感じる。

 ぜひ、国を挙げて対策に真剣に取り組むことを訴えたい。


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